Phone11でUWB技術:すごいなあ

 Phone11が発表され、あまり進歩がないという評判だった。でも新iPhoneは苦戦か、分解スペシャリストは4点に注目という記事を読むと、そうでもないと感じた。何とUWB技術が搭載されているのである。UWBは、ミリ波を使った屋内の測距技術だ。ミリ波チップは高価かので、コンシューマー用途で使われた例はあまりないのではないだろうか?何に使うかは、未定のようだが、性能さえ出ればいろんなことに使えるはずである。

マンモスの牙が象牙として流通しているなんて

 絶滅したマンモスを「絶滅危惧」リストに?なぜ?という記事を読んでびっくりした。永久凍土の融解が進み、シベリアの氷の下に閉じ込められていたマンモスが次々と発見され、マンモスの牙が象牙のように使われているらしい。しかも少ない数ではない。1993年から2003年にかけて、牙2万2000点とその加工品50万点が米国に輸入されているとうから驚きだ。マンモスの牙って、シベリアでは、そんなにありふれたものだった。

トーマスクックの破産:60万人が影響

 旅行者60万人影響、足止めも 英トーマス・クック破産

 日本での旅行会社の破産といえばでるみくらぶの件がある。私も一度だけ利用したことのある会社で、旅行記も書いたことがある。なので、てるみくらぶが破産したときは、本当にびっくりした。
 今回は、それ以上の話だ。トーマス・クックといえば、老舗中の老舗だ。今から30年ほど前、ヨーロッパ旅行をする時に、トーマス・クックの時刻表を使った。当時は、まだインターネットがなかったので、ヨーロッパの鉄道の運行を知るための唯一の方法は、日本でも大手の書店なら置いてあったトーマス・クックの時刻表を使うことだった。この時刻表と地球の歩き方の本だけで、フランス・ドイツ・スイスを旅行した。このインターネット全盛の時代にあっても、トーマス・クックの時刻表は売られている。紙ならではの良さがあるんだろう。せめて、この時刻表だけでも、どこか他の会社が引き継いでくれないものだろうか。

ファイアウオール製品の脆弱性:かなりやっかいな話だ

 売れ筋ファイアウオール製品に深刻な脆弱性、国内だけで1000台超が危ない状態というのは、かなりやっかいな話だ。セキュリティを守る製品に脆弱性があったわけで、せっかく高価な鍵をつけたのに、実はすぐに開けられる欠陥だったというのだから。

デジタル化=電気がないと何の役にも立たない

 今回の台風でよくわかったことは、現代社会は、電気がないと何もできない社会である、ということだ。水すら出ない。
 デジタル化とか叫ばれているが、デジタル化によって、効率化された世界は、電気がなくなったとたん、全く動かない社会であるということだ。極端なまでにロボット化、自動化した現場は、全く動かなくなる。
 物流倉庫が全く動かなくなって、物流が滞ってしまった、というニュースをやっていた。たぶん、それは、あちらこちらで起きるのだろう。
 3・11の時に、私の住んでいる千葉では、大手スーパーからは野菜が消えてしまったが、近くの地場スーパーでは野菜が売られていた。物流は滞っていたが、近くの農場は健在だったので、そこから仕入れて売っていたのだ。いわゆる、地産地消を実践していたからできたことである。
 でも、効率化を考えて、全てをコンピュータ処理したとたん、健全な農場の場所も、連絡先もわからなくなる。スーパーの担当者が農場へ行ったこともないので、仕入れしようにもできない。そうなった時に、電気がないと動かないAIなど何の役にも立たない。
 平常の社会をコンピュータによって効率化することは、いいことだ。でも、やりすぎると、災害に弱い社会になってしまう。

防水D-Dubコネクター:いろんなコネクターがあるものだなあ

 IP67準拠の防水保護性能を持つコネクターという記事を読んで、世の中にはいろんなコネクターがあるものだと感心した。通信システムの中で一番弱いのは、ケーブルである。特に、コネクターの部分だ。現場でトラブルが、という話があって、駆けつけると、コネクターの抜き差しをやれば解決するということがよくある。
 DSUBは、そんなコネクターの中でも、ネジ止めできるので信頼性が高い方だが、さすがに防水はされていない。こういう仕様のコネクターが必要なところもあるんだなあ。
 私の経験では、最もやっかいなのは、LANケーブルである。あのRJ45は、本当に弱い。M12コネクターというのがあってイーサーネットのコネクターもある。これくらい丈夫でないと困るようなあ、実際。

インテルの10nm FPGA:旧アルテラの技術にプロセス技術の支援

 インテルのFPGAは、M&Aした旧アルテラ社の技術を引き継ぐモノだ。アルテラがインテルに買収された後で、アルテラのセミナーに行った時に、旧アルテラ社の技術者が、インテル傘下に入ったことで、ソフトウエア開発力が向上した、と言っていた。FPGAでは、チップそのものだけでなく、開発ツールのできが大きな要素を占めているので、なるほど、と思ったものだ。今回、米インテル、10nm FPGAのエンジニアリングサンプルを出荷開始というニュースを見て思ったのは、やはり、こうしたプロセス面で最短のものを使えることこそが、インテル傘下に入った最大のメリットなんだなあ、ということだ。ソフトウエア開発力も確かに重要だが、10nmプロセスの新FPGAという方がインパクトがある。

マグネティック基板ホルダー:便利そうだが・・・

電子工作に便利なマグネティック基板ホルダー、上海問屋よりって便利そうだ。普通、基板は、スペーサーを使って、作業机の上に置いてデバッグする。問題は、それに接続される線である。電源ケーブル、デバッガ接続ケーブル、通信用ケーブルなどがつながる。これを、固定してくれるのは、便利だと思う。