Interface1月号の特集は「Jetson/ラズパイ/PCで自習 Python画像処理100」:画像処理もPythonの時代-下回りはOpenCV活用

 Interface(インターフェース) 2021年 1 月号の特集は「Jetson/ラズパイ/PCで自習 Python画像処理100」。えっ!Pythonで画像処理なんてできるの?と思ったのだが、力業が必要な部分は、C/C++で実装されているOpenCVを使い、AIなどPythonが得意なところをPythonで、ということらしい。コンピュータ言語には、得意・不得意があるので、こういう得意分野を組み合わせるという使い方が増えるのだろう。
 とはいっても、組み込みはC言語である。新連載「マイコンC言語 転ばぬ先のつえ」は、C言語でつまづく部分に着目した連載のようだ。第1回は整数型。int型の定義の曖昧さに関する話題である。C言語には、この手の話題には事欠かないので、参考になるだろう。

新人研修の重要性:人間関係の醸成ができないのでは・・

 研修、OJT、先輩との対話…ほぼ省略 まともに育つ?今年の新人という記事を読んで、今年の新人は大変だなあと思わざるを得ない。私が前職で新人教育を受けたのは、40年近く前だ。その時に受けた教育がその後の仕事に役立ったかというとかなり疑問である。
 でも、その時の、集合教育での同期、少し上の先輩とのつながりは、役に立った。もちろん、昭和の新人教育なので、かなり濃厚な人間関係が存在しており、今とは時だが違う。それでも、オンラインが中心という研修が、本当に役立つのだろうか?仕事は、人間がするものである。そして人間関係が、オンラインだけで醸成されるとは思えない。今後はオンラインで関係を強化する時代になるのだと思うが、その第一歩は、ややり実際に会うことだろう。

Publisherを使うとマウスがおかしくなる:日本語サイトでは解決できていないがマルチディスプレイで使っているのが原因

 会社のPCはOffice365が入っている。とぃうことで、ちょっとPublisherを使ってみようかと思ったら、マウス操作ができない。ネットで調べるとpublisherでオブジェクトが勝手に移動するが出てきたが、解決できていない。実は、英語サイトには掲載されていてPublisher – the cursor keeps jumping around and moving objectsマルチディスプレイの問題であることがわかる。
 日本語サイトの方にもこの情報を教えてあげようかと思っても、スレッドがロックされていて投稿できない。
 でも、ノートPCだとマルチディスプレイで使っている人が多いと思うので、これはバグだろうなあ。Publisherなんて使っている人はほとんどいないだろうから問題ないのだろうけど。

人生は正解を選ぶのではなく、選んだ答えを正解にするのだ:なるほどねえ

 脳科学者・中野信子が「人生では正解を選んではいけない」と言い切る理由は、全くその通りだと思う。なぜか、人生に正解があって、それをどう選ぶかが重要かのような論調が時折見られる。選んだ答えを正解にするというのは、いい言い方だ。でも、それも、実は違和感がある。
 人生に正解などないと思うからだ。自分自身を振り返ると、後悔だらけの人生だが、でも、間違いだったとは思わない。正解だったとも思わない。

すごいなあ!Apple社の独自CPU

 アップルがARMベースの独自SoC「Apple M1」を発表は、アップルという会社のすごさを感じる。まず、独自CPUを作ったこと。コアはARMとはいえ、素晴らしい設計力だ。しかもプロスは5nm。たぶんTSMCなのだろうけど、これも先駆的だ。
 自社用のSoCを作れる企業は、それほどないだろう。開発費をペイできないからだ。たぶん、今の日本企業には真似できない・・・。

「パックマン」のプレイ画像からゲームを“再生成”:そんなことまでできるとは

 NVIDIAのAI、「パックマン」のプレイ画像からゲームを”再生成”は、面白い。パックマンのプレイ画像と、ゲームをプレイするエージェントのキーストロークデータだけを与えて、ニューラルネットワークのトレーニングを4日間ほど行った。その結果、パックマンのゲームそのものを、かなり的確に再生成したという。いわゆる「学習」に関することは、本当に進歩しているということだろう。組み込み技術者がAIに代替される時代も来ないとは限らない。

生体認証技術の危険性:端末に閉じるのが正解だと私も思う

 生体認証決済「Amazon One」への期待と懸念で、生体認証のセキュリティは、ID・パスワードのセキュリティとは異なることを強調していた。これは、以前から指摘されていることで、ID・パスワードなら、万が一漏れた場合は、変更すればいい。でも生体認証は変更できない。これほど重要なモノはないのである。これをオンラインの認証に使うなど絶対にやるべきではない。あくまで、ローカルな、何かあれば、捨ててしまえるものにすべきである。
 利便性と引き換えにしてはいけないものが世の中にはあると思う。ドラマなどで、厳重機密の部屋に入るのに虹彩認証を使うシーンが良く出てくる。その職業上の必要性と、万が一の場合のデメリットを把握した上で、ある特定の人たちが使うのならいい。
 でも、そんなことまで考えずに、キャッシュカードあたりで使うのは大反対だ。別に、暗証カードでいいじゃないか。一部の銀行で使われている静脈認証なんか、絶対に嫌である。

人は企業が定義したスキルマップを埋めるために生まれてきたのではない:その通りだ

 最近、生き残るためのスキルというような話がよくある。それに対して、ジョブ型雇用はやめておけ、「DX人材」や「アジャイル人材」にも惑わされるなに、胸のすくようなことを書いてあった。長いが引用する。

 人材育成やキャリアプランに関しては、官公庁から出されているガイドラインやフレームワークを参考にする企業が多いですが、それらを作成している組織が素晴らしい成果を上げているとはとても思えません。無視しましょう。人は企業が定義したスキルマップを埋めるために生まれてきたのではないのです。

 全く、その通りだと思う。