新しいPCへ古いPCのHDDを接続したら快適:簡単にバックアップできる

 昨日も書いたがPCを購入した。古いPCに、ATA接続のSSDとHDDがあったので、2つとも新しいPCへ接続した。SSDの方は、まだ現役で使える速度なので、増設SSDとして使っている。HDDの方は、かなり古く、速度も遅い。これをバックアップ専用のドライブとして使うことにした。
 Windows10の大型バージョンアップの時とか、本当は、バックアップしてからやった方がいいんだろうなあ、と思うことはよくある。ポータブルのバックアップ専用のHDDを持っているので、それを接続してバックアップすればいいのだが、それが面倒臭いことが多い。
 でも、増設HDDとして、常時接続されていると、何も用意しなくても、バックアップソフトを起動するだけでいい。ちょっとした手間が省けるだけなのだが、この手間が省けることで、バックアップが簡単にできることはうれしい。
 まあ、この方式では、ランサムウェアには対応できないので、やはり、たまに外付けHDDへバックアップする必要はあるが。

PCを新調した

 10年近く使っていたPCの調子が悪くなったので、新調した。せっかくなので、それなりのスペックを、ということで、CPUは第10世代のCore-i5、SSDはNVMeのM.2 SSDにした。立ち上がりは早くなったが、体感的には劇体に速くなっている気はしない。おそらく、そんなにCPU性能が必要なことをしないからだ。
 でも、まあ、あと10年使うには、現時点で、それなりのスペックでないとすぐに陳腐化するのは目に見えている。
 それにしても、PCというやつは、また、いろんなソフトをインストールしなおさないといけない。少しうんざりだ。

トヨタやデンソーでも大会社病は避けられない

 無さすぎる本当の危機感。トヨタを駄目にする大企業病の深刻度は、どの大企業にも大なり小なりあるんだと思う。なぜなら、前職の電機系大企業も全く同じ状況だったからだ。シリコンバレーに作った技術集団の話など、相似形とも思える話だ。
 この記事を読んで思うのは、トヨタやデンソーという三現主義がDNAのような会社でも、大企業病から逃れることができないという事実である。

Interface 9月号の特集は「最新ラズパイ4のハード&OS大研究」:特別企画 ラズパイでPLCは組み込みへの応用として面白い

 Interface(インターフェース) 2020年 09 月号の特集は「最新ラズパイ4のハード&OS大研究」。またラズパイか、と正直思うが、例によって、温度など、本誌でなければ読めないような切り口もある。
 でも、これはいいなあ、と思ったのは、PLCへの応用である。まともな応用には、きっちりとした絶縁型I/Oが必要だが、その基板も用意されるみたいだ(次号で紹介らしい)。PLCといえばラダーだが、ラズパイで動くオープンソースの開発環境と実行環境があるという。絶縁型I/Oとラダーがそろえば、本格的なPLCへの応用が可能かもしれない(ラズパイ本体の信頼性という課題は残るが)。いかにも組み込みらしい、本誌独自の企画だ。

プライベートLTEの方がWi-Fiよりも導入費用が安いの???:知らなかった

 大阪ガスが工場敷地100万平米にプライベートLTE、導入費用「Wi-Fiの10分の1」は、全く知らない話だった。広い敷地にWi-Fiを行き渡らせるのは、かなりの設備が必要だ。その点、LTEなら少ない基地局で済む。でも、まさか、費用も安くなるとは知らなかった。
 もちろん、狭い範囲ならWi-Fiの方が圧倒的に安いに決まってる。でも、広い敷地の場合は、十分に検討の余地があるということか。

QtがμITRON4.0に対応:日本の市場も大事なんだね

 海外のソフトが対応するOSは、最近では、FreeRTOSがデファクトである。それ以外となると、なかなか対応していない。ところが、QtがμITRONに対応するという。μITRONは、海外でも使っているところはあるとは思うが、まあ、ほとんど日本だろう。つまり、Qtは日本史上が重要と判断したということである。
 組み込みにおける日本のステータスは下がる一方だが、こんなこともあるんだなあ。

作業者の人的ミスの影響:どうやって回避するのか?AIでチェックさせる?

 セブンのシステム障害が約5時間後に復旧、原因はベンダーの通信経路設定ミスというニュースには、ちょっと考えさせられた。どんなことにも、人の手が入る。人は必ず間違う。誰もがそうだ。でも、そのミスが、全国のセブンイレブンでの障害につながる。障害の規模が大きすぎる。ちょっとしたミスが、大きな影響を及ぼすというのは、必ずミスをする人間にはつらい。こういう箇所こそ、AIが活用できないのだろうか?と思ってしまう。人間の不得意な部分を代替するというのが、AI活用分野の1つだと思う。

RS232CドライバーはADIの一択になるのかなあ:ADIがMaximを買収

 ADI、2兆2000億円でMaximを買収へは、私にとって、びっくりのニュースである。Maximといえば、±12Vの電源が必要であったRS232CのI/Fを単一電電で可能にするドライバー製品MAX232で有名なメーカーだ。長らく、ここの製品を使ってきた。
 今、設計している機器は、RS232CとRS485を切り替えて使い、かつ終端抵抗もソフトで切り替えるという機器設計にしている。これを可能にするドライバーがADIから出ている。といっても、オリジナルはリニアテクノロジで、ADIがここを買収したのでADIブランドになっている。
 私にとっては、このニュースは、RS232C/RS465という今でも現役の古い技術を使う製品が、1社に集約されてしまう、ということだ。買収後、今使っているデバイスが生産中止にならないことを祈っている。

電波法違反は重大な違反:単なる手続き問題ではない

 楽天モバイルが「Rakuten Mini」の認証未取得認める、周波数の無断変更問題では、大問題である。電波法違反というのは、公共の資産である電波の利用に対する違反ということで、重大な違反なのだ、という認識を持つ必要がある。ラズパイなどの趣味のボードでも、まともな販売店は、技適が取得できるまでは販売していない。
 つまり、販売店ですら重視しているのに、モバイル通信の通信事業者が違反するとは・・・。信じられない話である。周波数の無断変更というのは、手続き論の問題ではない。事前に、技術的に問題ないことを、試験して、初めて電波を使えるというのが、業界の常識だからだ。

TCP/IPスタックKASAGOに脆弱性:影響受ける機器は多いだろうなあ

 ネットワークの定番ライブラリーに深刻な脆弱性、危ない製品の特定が難しいワケによると、TCP/IPスタックKASAGOの脆弱性が発見されたらしい。それもかなり深刻な。
 KASAGOは組み込み機器ではポピュラーなスタックで、かなり使っている機器があるはずである。しかも、ネットワーク経由でのアップデートはできないような機器に。こういう話は、本当に大変である。