健康診断は午後からの方が楽だった

 私の勤務している会社は、夏に定期健康診断がある。今まで、午前中だったのだが、なぜか今回は午後からだった。午前中なら、健診が終わってから仕事できるが、午後からだと午前中に仕事をしてから健診に行く必要がある。イヤだなあ、と思っていた。
 でも、意外に、午後の方が楽だった。午前中の場合、朝食を抜く必要がある。午後からだと、朝食はOKで昼食を抜けばいい。仕事の都合で、どうしても昼食を抜かないといけないことはあっても、朝食を抜くことはないので、健診のために朝食を抜くのは苦痛だったが、今回は、昼食を抜くだけで済んだので、楽だった。しかも、昼からの方が人が少なくて、時間も短かった。次回からは、昼からの方がありがたい。

ラズパイからRSコンポが撤退

 ラズパイを買おうと思っても買えない。そんな中、ラズパイの製造・販売からRS Componentsが撤退、ラズパイ品薄への影響は?という記事があって、こんな時期に撤退?と驚いた。もっと驚いたのは、製造そのものはSONYがやっていたということである。
 もともと教育用であったラズパイが、コスパの良さから産業用でも使われるようになってしまった。でも、供給責任が果たせない状況が続いている。そんな中での製造・販売の見直しって、何があったんだろう?

KDDIの通信障害:ミスをなくすことの難しさ

 KDDIの通信障害の件は、いろいろと報道されている。KDDIの通信障害の全容が判明、大規模化・長期化を招いた本当の理由で、なぜ長引いたのかという理由が解説されていた。
 これを読んだ技術者は、全員、自分もやるかも、という内容だろう。ケアレスミスとか思い込みとかに違いないが、やってしまいそうな話ばかりだ。逆に言えば、携帯電話網というインフラでさえ、何かあった時には、これだけのミスが入り込む可能性があるということだ。

 USBは、PCと周辺機器との通信規格としての一面と、電力供給としての一面がある。後者の側面がかなり大きくなってくると安全性が重要になる。間違ってつないだら最悪発火する、USB変換アダプターの使用に要注意という記事は、そのことがよくわかる。
 何となく使っているが、実は危険な使い方もあるということだ。だいたい、電力がらみには、安全機構が必要なのだが、安価なUSB機器では、そういう安全機構を省略しているものも多いというのは、重要な指摘だ。

見た目と実際が違いすぎる製品って・・・

 1万円台スマホのカメラは実は飾り、4眼ぽくても実は1眼という記事を読んで、本当にびっくりした。見た目は4眼カメラなのに、実際には、3眼分は飾りで、カメラとして動くのは1眼のみだというのだ。
 まあ、カメラに見える飾りがあってはいけない、ということはないだろうけど、いくらなんでもなあ、と思う。

Interface 9月号の特集は「MATLAB実機開発」:実際に試せる

 Interface 9月号の特集は「6カ月ライセンスで制御/画像/AI MATLAB実機開発」。マイコンの開発ツールは、どんどん無料化して、簡単に試せる時代になってきている。だが、MATLABのようなツールは、まだまだ高価で、個人で簡単に試せるというわけにはいかない。
 モデルベース開発などは、組み込み技術者にも興味がある技術だが、本を読んだだけでは、よくわからない。やはり実際に試せないと難しい。その点、本誌にはMATLABの6ヶ月ライセンスがついていて、来年の1月25日まで無料で試せる。通常の無料評価版は1ヶ月で、これでは、仕事で真剣に評価する以外に試すのは難しかったが、6ヶ月あれば、興味のある機能は試せるだろう。
 特集以外の連載記事も、Yocto Projectではじめる組み込みLinux開発入門とか、RISC-VonFPGA実装計画とか、組み込み技術者の興味のある連載もあって参考になる。

技適未取得機器を用いた実験等の特例制度

 FCCやCEなどの海外の電波関連規格は取得しているのに、日本の技適を取得していないという機器は、結構ある。その場合、通常なら日本で電波を出すと違反になるのだが、技適未取得機器を用いた実験等の特例制度というのがあって、180日以内の短期間の実験・試験・調査が可能になる。
 この手続きの実例が、1万円台スマホ分解始動、まずは「技適なし」問題と格闘の記事で紹介されていた。お役所仕事なので、大変だろうと想像していたのだが、意外にあっさりと許可されるらしい。評価ボードなどでも、FCCはOKだが技適は未取得というものは多い。そんな場合にも、評価に使えるかもしれない。