中小企業でも会議が多い

 転職先の中小企業でマネージャーになって痛感したことがある。会議が多いのである。前職は、大企業のマネージャーだった。大企業で会議が多いのはよくある話である。だが、人が少ない中小企業でも会議が多いにには驚かされた。前職とほぼ同じくらいの会議がある。しかも、内容が薄い会議が多いのも同様である。こんなことで大丈夫なんだろうか?と思いながら、会議に出席している。

Interface 2月号の特集は[ルータ&アナライザ]ネットワークプログラミング2024:とがった特集記事

 Interface 2月号の特集は、ルータ&アナライザ]ネットワークプログラミング2024。プロトコルアナライザをESP32で作る。IPv6-IPv4トランスレータをラズパイで作る。さらには、情報指向ネットワーク技術「ICN」という新しい技術の概要の解説と実際にラズパイ上で実装してみる。
 ネットワーク技術と言っても、今までの特集でありがちな、TCPで通信してみようとかではなく、ちょっと技術的にとがった、本誌らしい特集である。

全ての悪は要求仕様書から生まれる:確かに!

 イチから全部作ってみよう(3)MINORIに学べ、全ての悪は要求仕様書から生まれるという題名に、思わず苦笑した。「全ての悪は要求仕様書から生まれる」というのは、本当にその通りである。そもそも要求を書き下すのは、難しい。特に業界の常識とかがあると、その部分は、省略されがちで、それが、あとあと問題になることも多い。
 さらに、実際に開発フェーズに入らないと、要求仕様のどこに抜けがあるかがわからないことが多い。このことが、開発上、いろんな問題を発生する。

年賀ハガキの断捨離

 今年も年賀ハガキのシーズンがやってきた。前職の時代は、まだ社内のメンバー間で年賀ハガキをやりとりする習慣があったので、毎年、結構な量の年賀ハガキをやりとりしていた。転職してからは、転職後の職場のメンバーとはそんなやりとりはしていない。なので、今ある年賀ハガキのやりとりは、親戚、昔の友人、そして前職時代の名残である。前職時代の名残はかなり断捨離した。今年は、何年分かとってあった年賀ハガキを思い切ってシュレッダーにかけて捨てた。

数値化できている仕様に対し「近い」という報告ってどういうこと?

 現行機に近い性能です、という報告を先日受けた。「近い」ってどういうこと?と聞き返した。現行機の性能は、数値で仕様化している。更新する機器の仕様も数値化して、比較して報告して欲しい。数値化できているものに対して、「近い」とかの曖昧な形容詞で報告されてもさっぱりわからない。こういうところから教育するのは結構辛い。

トランジスタ技術1月号の特集は「新生! Arduino Uno R4 本格派ルネサス版」:一気に32ビットマイコンを採用

 トランジスタ技術1月号の特集は「新生! Arduino Uno R4 本格派ルネサス版」。Arduinoの最新版であるArduino Uno R4のマイコンは、ルネサス社の32ビットマイコンRA4M1である。前バージョンのR3のマイコンが 8 ビット・マイコン ATmega328Pであったことを考えると、大幅な性能改善である。でも、Arduinoなので、従来のArduino Uno R3と互換性が高いらしい。
 本号の特集では、大幅に性能UPしたマイコンRA4M1で何ができるかがよくわかる構成になっている。しかも、Interface1月号の特集記事と同様に、AI生成での組み込みソフトウエアにも挑戦している。なかなか興味深い。

東芝とロームの協業に1300億円の補助金:大丈夫か?

 東芝とローム、EV向けパワー半導体で協業…経産省が最大1300億円補助 というニュースは、少し驚いた。パワー半導体なら、確かに日本勢が活躍できる余地はある。とはいえ、それに1300億円という巨額の補助金を出すというのは、驚きである。補助金を活用して、うまく産業が復活した話って、あまり聞いたことがない。TSMCの誘致だって、本当に、日本の半導体の復活に役に立つのか疑問だ。成果は、補助金を提案した役人の出世だけだった、ということにならないことを祈る。