トランジスタ技術1月号の特集は「、「【700号記念特別号】バイポーラ/MOS/SiC/GaNトランジスタ回路」:700号記念の付録、企画記事がすごい

 トランジスタ技術1月号の特集は、「【700号記念特別号】バイポーラ/MOS/SiC/GaNトランジスタ回路」。
 古くからの本誌の愛読者にとっては、技術解説よりも700号記念の特集記事の方が興味をひいてしまう。
 別冊付録2は、何と創刊号の復刻版。広告も復刻されいて、創刊号の1964年というのは、こういう時代だったのか(私は、子供だったので、この時期のことは何も知らないが)とか、興味深い。
 別冊付録1は、国民的トランジスタ2SC1815とは。少し前の電子技術者なら誰もが使っていたトランジスタである。これが、なぜ、こんなに愛用されてきたかが解説されている。これが生産中止になると知った時は、代わりに何を使えばいいのだろうかと途方にくれたのを覚えている。
 企画記事では、名作プレイバックとして、あの定本シリーズの著者である岡村 廸夫氏が本誌で連載した記事が掲載されている。今でも学ぶところは多いはずだ。

固定電話でいくつかのサービスが中止になる

 固定電話網のIP移行は24年1月以降、NTT東西が詳細日程を発表という記事に、NTTの固定電話設備のIP化に伴ういくつかのサービスの中止の話が載っていた。マイラインとか、そんなのあったなあというサービスである。さすがにインフラだけあって、こういうサービスを長期間やっているのだ。たぶん、中止にしたところで、ほとんど影響ないサービスだろう。
 一方で、インターネット系のサービスは、ちょっと油断すると、すぐサービス中止になってしまう。どれだけ使っている人がいても、収益性を考えて、サービスを中止するという判断を素早くできるかが重要なのだろうけど、インフラ産業の自覚があるんだろうか、と思うこともある。

Alexa部門のリストラ:継続的なソフトウエア開発の難しさ

 アマゾン「Alexa」部門で大規模リストラ、音声アシスタントは生き残れるかは、アマゾンのリストラだけではなく、そこから音声アシスタントという製品カテゴリに関して考察された記事だ。たぶん、あの価格では儲けがないのだろう。そもそも、ハードウエアとして売りながら、ソフトウエアを更新していく製品というのは、本当に難しい。
 音声アシスタントというユーザーとの接点となる製品を持つことで、他の事業とのシナジー効果を狙い、ハードウエア単体の利益はなくてもいいという話になりがちだ。だが、結局は、ソフトウエアの継続的な開発費用は出てこなくなり、製品としては終わりになってしまう。スマホのように爆発的な数がないと、ソフトウエア開発費を償却できないというのが現実なんだろうなあ。

ガラホからスマホへ乗り換えた話

 ガラホでLINEを使っていたが、使えなくなるというので、仕方なくスマホに乗り換えることにした。今まで、特に不満もなく使っていたものを乗り換えるというのは、本当に面倒だ。しかも、一度、店頭にいったら、iPhone SEの在庫がなく、その場で乗り換えられなかった。もっと高価な最新機種ならあるというのだが、私の使い方では、宝の持ち腐れである。仕方なく量販店でiPhone SEを購入し、回線契約だけ変更することにした。もう本当に面倒だった。