長年の品質不正は体質化しているだろう

 三菱電機が品質不正の調査を終了、総数197件に上り柵山前会長も課長時代に関与という記事を読んでいて感じるのは、長年品質不正をやっている会社は、それが体質になっているということである。入社時から、品質不正にかかわると、何が正しいかはわからないに違いない。そいう社員が、やがて課長になり、それが体質化していく。

スマートホーム規格「Matter」:日本のECHO NETは?

 スマートホーム規格「Matter」が始動、バージョン1.0が登場という記事を読みながら、スマートホームの規格ってあったはずだよなあ?と思った。ECHO NETである。一時、注目されていた覚えがある。でも、日本発だから、結局、日本の企業だけ実装されたのだろう。さらに、日本の企業だって、スマートホームを本気で推進したいところは、たぶん、なかった。ほとんだがメーカーだからである。他社製品とECHO NETで相互接続するなんて面倒なことはやりたくない、というのが本音だろう。
 一方、GAFA陣営は、異なる。彼らは、機器をたばねるサービスをやりたいからだ。とはいえ、Matterの推進役は、むかしZigbeeを推進したところらしい。Zigbeeも普及したとは言いがたい規格だった。結局、スマートホームのサービス次第なんだろうなあ。規格ではなく。

健康保険証のマイナンバーカード化

 健康保険証廃止、24年秋「マイナ保険証」に一本化は、どう考えても無理がある。私は、一応、マイナンバーカードを作ったが、1回も利用していない。だいたい、あんなものを持ち歩く気もしない。今のマイナンバーカードは、基本、対面で発行することになっている。本人確認が原則なのでそうなるのだろう。このやり方で、全国民にいきわたるのだろうか?なんだかねえ。

海底ケーブルってすごい

 海底ケーブルはこうやってつくられる、世界3強の一角占めるNEC子会社工場に潜入は、こんなに大がかりな設備でインターネットの基盤が作られているんだ、ということがよくわかる記事だ。我々は、海外のサイトであっても簡単にインターネットでアクセスできる環境に慣れてしまっている。でも、それは、こうした海底ケーブルが支えている。通信の基本は、ケーブル接続である。

不正に手をそめる・そめない

 勝ち組社員が育ててしまう不正の温床は、メーカー勤務の人間には、よくわかる話である。どんな会社にも、エリート部署とそうでない部署とがある。私は、前職で、エリート部署ではい部署にいた。だが、社内的にはぱっとしない部門とまではいかなかった。まあ、普通の部署であった。そんな部署でも、社内的にはぱっとしない部門に異動するのは、もう技術者として終わりだという見方がされていたのも事実である。
 こうしたことが、社内の暗黙の力関係になり、そこから不正が生まれるというのは、そうだろう。でも、同じような状況でも、不正にまでいかない場合と、不正にいってしまう場合とがある。この差は、何なんだろう・・・。

信用情報はAIが判断するらしい

 何でもAIだ。しかも、判断を要するところに。信用「真っ黒」リスト、実在しなくても一度の傷が一生の大事にを読んでいると、肝心の信用力は「人工知能(AI)」が採点(スコア化)する時代になってきた、とあった。ここでもAIか、という感想だ。まあ、信用情報となると、膨大な数だろうから、人がやっていたら大変なことになるのは確かである。

通信障害の怖さ

 KDDIの通信障害に関しては、いろんな記事があるが、KDDI通信障害の報告書で見えた地獄絵図、痛恨のミスから次々と事態が悪化がわかりやすい。しかも、身につまされる。通信障害というのは本当に怖い。しかも、すぐに対策しないと、というあせりが、次々と問題を発生させ、手に負えなくなる。

Gitの公開設定ミスでソースコード流出:ありがちな話だ

 トヨタの「T-Connect」契約者のメールアドレスなど29万件が漏えいの可能性というニュースは、よくある脆弱性にからむ話か、と思ってら違っていた。なんと、ソースコードを公開設定のままGitHubにアップロードしていたことのよるものらしい。
 ある意味、ありがちな話である。設定を確認するといったって、実施するのは人間である。しかも公開設定になっていたとしても、開発者はGitの機能を使うだけなので、そんなことに気づかない。この手のミスは、他にもありそうだ。

トランジスタ技術11月号の特集は「超音波×エレキの世界」:超音波のいろいろな応用

 トランジスタ技術11月号の特集は「超音波×エレキの世界」。超音波というのは、何となく理解しているが、組み込みの現場で使うことはあまりない、あったとしても、障害物センサーとしての応用くらいだ、と漠然と思っていた。
 実際には、いろんな使い方があるらしい。物体を空中に浮かせたりもできるらしい。こうした超音波の様々な応用とその実験例が紹介されている。超音波になじみのない技術者には、びっくりであろう。