ファーウエイの独自プラットフォーム:侮れないと思う

 米国の制裁の影響で、中国企業であるファーウェイはGoogle Mobile Servicesを使えない。Android OSそのものは、オープンソースなので利用可である。
 でも、スマホに必要なのは、アプリをめぐるエコシステムである。OSはそのための必要条件でしかない。

 独自プラットフォームにかじ切ったファーウェイ、中国以外で勝算はあるのかによれば、ファーウエイは、Google Mobile Servicesにあたる同社独自のプラットフォームを構築しているという。しかもアプリ開発者に対して10億米ドルの資金を提供する「シャイニングスタープログラム」を展開しているというからすごい。
 以前に少し書いたことがあるが、米国の制裁は、結果的に、ファーウェイがハードウエアだけでなく、プラットフォーム企業に脱皮させるトリガになるだけ、という展開も十分にあり得る。