ホワイトボックススイッチとネットワークOS:PCのようになるのかなあ?

 “無印”ネットワークスイッチ流行の兆し?は、技術動向として面白い。ネットワーク機器は、従来から、機器メーカーからハードウエアとして販売されてきた。ところが、ホワイトボックススイッチというのがあって、ネットワークOSをインストールしない状態で、ハードウエアだけ作るメーカーがあり、その上にネットワークOSをインストールして出荷するということが徐々に広がっているようだ。しかも、ここにも、Linuxが進出している。
 2層のスイシングHUBであれば、その処理は単純で、基本的にはハードウエア主体の機器である。ところが、3層以上になると、とたんにソフトウエア主体になってしまう。
 さらに、SDNのような技術が、ネットワーク機器をソフトウエア寄りにしてしまう。
 PCも、初期の頃は、ハードウエアメーカーが独自にOSも作り、製品化していた。それが、マイクロソフトの登場によって、ハードウエアとソフトウエアの開発が分離された。PCは、それが良い方向になって、技術開発が加速した。
 ネットワークは、どうなるんだろう。ハードウエアとソフトウエアの開発が分離によって、技術開発が加速するのかどうかがポイントなんだろう。