スマート・スピーカーが盗聴装置に

 スマート・スピーカー向け「盗聴」アプリ、審査を通過していたという記事は、まあ、あるだろうなあ、という話題だ。実際に盗聴アプリが見つかったというわけではないが、研究者が作った盗聴アプリを仕込んだアプリを審査にかけてみたら通ってしまった、という話である。
 つまり、審査過程でこうした盗聴機能が見つからない場合が多く、実際に、そうしたアプリが既に存在するかもしれないのだ。
 私は、前から、スマート・スピーカーという名前は、機器の実態を表しておらず、実体は、スマートマイクだ、ということを書いてきた。やはりそうだったのである。
 よほど信頼できるアプリ以外は使ってはいけないことを示している。