トランジスタ技術7月号の特集は「驚愕1万円測定器NanoVNA革命」:GHzまで計測できるネットワークアナライザが1万円で入手できるとは・・・

 トランジスタ技術7月号の特集は「驚愕1万円測定器NanoVNA革命」。NanoVNAとは、オープンソース・プロジェクトして公開されているベクトル・ネットワーク・アナライザで、1万円でGHzまで測定できるという驚きの計測器である。これで何ができるかを、特集している。個人で所有できるという前提で、こんなことができます、ということを、きっちりと教えてくれるというのはうれしい。当然、本誌らしく、そもそもネットワークアナライザとはどんな計測器なのか、という基礎の解説もある。高周波関連の技術を志す技術者に必須の特集だろう。

VMwareがBroadcomに買収される:半導体企業が?

 “謎”の半導体企業「ブロードコム」とは? ヴイエムウェア買収合意で脚光は、びっくりであった。
 仕事でSymantecのソフトを導入することになって、その時はじめて、SymantecがBroadcomに買収されていたのを知って驚いた。Broadcomは、半導体メーカーだからだ。さらに、Vmwareまで・・・。海外は、業種を越えたM&Aがあって、ちょっとびっくり。日本なら、シナジー効果がないと言われてしまいそうだ。

トラブルの現場から:高圧的なユーザー

 トラブルの現場では、落ち着くことが最も重要だと書いた。この障害となるのが、高圧的なユーザーの存在である。もともと、何かあった時に、すぐに復旧できるような冗長構成を提案していたのに、却下した。その相手が、高圧的にすぐに復旧せよという。その手段を却下したのは、あなたです、と言う言葉が、喉まで出かかるが、ここで言ってはいけない。とりあえず、復旧させてから、冷静に話をするべきである。でも、こういう高圧的な輩は、論理的な話を受け付けない連中が多い。常に高圧的なやり方で成功してきたからであろう。

天気予報で雨となると在宅勤務が懐かしくなる

 コロナも落ちつき、私の勤務している会社も、基本は出社となった。在宅勤務で、どう効率的に仕事をするかということにトライすべきだと思うのだが、中小企業にはそこまでの体力はないのだろう。
 まあ、私も、サラリーマンを長年やってきたので、別に出社になったからといっても、すぐに習慣は戻ってくる。でも、やはり雨の日は、在宅勤務が懐かしい。

Interface 7月号の特集は「実機から仮想まで マイコン開発入門」:半導体不足で仮想環境の紹介

 Interface 7月号の特集は「実機から仮想まで マイコン開発入門。いつもなら、開発ボードでLチカの方法から始まるのだが、昨今の半導体不足が開発ボードにまで影響しているということで、仮想環境の紹介もある。とはいってもメインはボードだが。大変な状況だ。
 C言語の紹介もあるが、できれば、構造体までを解説して欲しかった。マイコンのレジスタをC言語でアクセスするのは、構造体を使うのが定石だからだ。
 長年連載されていた「パケットづくりではじめるネットワーク入門」がとうとう最終回である。ネットワーク技術の基本を学ぶのに面白いアプローチの連載だった。是非とも単行本化して欲しい。

トラブルの現場から:事実を集める

 前回、トラブルの現場で最も重要なのは、落ち着くことであると書いた。落ち着いて何をするのかというと、事実を集め、仮説を立てることである。そして、その事実、仮説を紙に書き出す。簡単なことだが、なかなかこれができない。何とか解決したいということだけ考えて、事実、仮説を出し切れないのである・