他者の成功から学ぶ

 ナイキが「Obeya」を使いこなし、日本企業は「大部屋」を知らないを読んで少し反省した。その部分を引用する。

2019年3月期(2018年度)の決算で、トヨタは30兆2256億円の売上高を計上し、2兆4675億円の営業利益をたたき出した。原価改善額も大きな数字だ。これらの数字を見て、日本企業の経営者は「トヨタだからできること」と口をそろえる。これに対し、海外の成長企業の経営者は、「トヨタはどうしてこれほどの好業績を出せるのか」と真剣に研究しているのである。

 なるほどね。どんな記事を読んでも、あれは関係のないことだ、と思えば、関係なくなる。でも、本当に、改革したけけば、そこから学ぼうとしなければならない。そのままマネはできない。「トヨタだから」できることがあるからだ。でも、全てがそうではない。最初から、無理だと思えば、何事もできない。
 これは、会社だけでなく、個人でも言えることだろう。「誰々だから」ということは多い。でも、そうでもないこともあるだろう。特に、個人の行動など、そんなにバリエーションはない。会社の資本金なら、何桁も違うだろうが、人間の才能が何桁も異なることは考えられない。ちょっとした差が、大きな成果の差になる何かがあるのだと思う。