Interface 12月号の特集は「注目オープンソースRISC-Vマイコン」:本誌独自の切り口

 Interface 2019年 12 月号の特集は「注目オープンソースRISC-Vマイコン」。32ビットマイコンのデファクトがArmになってしまった現時点で、その対抗馬として唯一の可能性がありそうなマイコンである。
 少し前までは、FPGAに実装して動かすということしかできなかった。ところが、本誌によると、STM32F103とピン互換のRISC-Vチップが出現し、Sipeed社がそれを使った500円のボードを発売した。それによって、状況はかなり変わってきたようだ。
 今までRISC-Vの特集といえば、FPGAにどうやって実装するかというのが中心であった。ところが、本特集では、こうした入手しやすいRISC-Vボードの紹介や、クラウド上でRISC-Vを実験してみる方法など、内容は盛りだくさんだ。もちろん、FPGAへの実装も紹介されていて、本誌お得意の、大図鑑ということで、いろんな実装を紹介している。さらには、実際にチップを作るには、どんな工程があって、どんなツールが使えるのか、という紹介まである。
 RISC-Vの世界が少し広がっていることを実感できる特集である。

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