マイコンの草創期を思い出す

 今年は、PC-8001の40周年らしい。私もPC-8001のユーザーだった。それ以上に、マイコンという技術に惹かれ、未だに組み込み技術をやっている。
 TK-80、PC-8001、NECのパソコンはこんな偶然から始まったは、そんなマイコンの草創期の熱気を思い出させてくれる。私自身は、8080ではなく、6800でマイコンを勉強した。なので、ここで触れられているビットインには行ったことはない。でも、アセンブラとBASICしかなかった時代に、マイコンを徹底的に勉強した経験が、組み込みに関する自分の自信をささえているのは確かだ。

基本電子部品大事典:電子部品の特徴が網羅的に解説されている

 転職して、管理職でなくなったので、久しぶりに、自ら製品設計をしている。電子回路は、理論とともに、電子部品の知識が重要だ。理想的なRやCは存在しないので、用途に合わせていろいろな電子部品が存在する。
 これらの使い方は、現場では、OJTによって伝承されてきた。たとえば、部品は周囲温度によってディレーティングを考慮しなければいけないとか、電解コンデンサは低温では電解液が凍結するので役に立たないとか。こうした雑多な知識が網羅されたのが、基本電子部品大事典 (トラ技ジュニア教科書)だ。久しぶりの現場復帰で、この本を読んでみて思ったのは、自分が初心者だったときに、この本に出会っていれば、あんな失敗とかこんな失敗とかをせずに済んだのになあ、ということである。
 体系的ではない。トランジスタ技術の記事を再編集したものだからだ。でも、もともと、部品の知識というものは、理論と違って、雑多な知識の集積である。
 トラ技Jr.教科書というシリーズなので、ベテラン技術者は手に取らないかもしれないが、たぶん、自分の不得意な分野では、参考になることも多いと思う。少なくとも、私は、この本を読みながら、過去の自分の設計ミスを思い出し、先輩からの口伝を懐かしく思い、そして、新たな知識も学ぶことができた。初心者からベテランまで、電子回路に携わる技術者に勧めたい。

セブンネットの前科:なんかレベルの低いミスだ

 7pay問題に揺れるセブン&アイ、6年前にも情報流出を引き起こしていたという記事を見てびっくりした。「いつもの注文」のページのHTMLソースに、カード番号の16ケタ全てと有効期限を記載していたというのである。表示上はマスクしていても、ソースを見れば、丸見え状態である。こんなレベルの低いミスをしていたとはねえ。

 

ブログをWordPressに対応した

 このブログの前身の組み込み技術者の単身赴任日記は、Niftyブログであった。そのNiftyブログが大改修で大トラブルとなり、嫌気がさして、読書右往左往という別のブログで使っていたMovableTypeに乗り換えた。でも、そのデザインもどうも好きになれなかった。
 こうなれば、情報の多いWordPressに乗り換えるしかないということで、なんと、半年も経たない間に、また乗り換え作業である。ただ、今回は、情報が多い。夏休みの2日を使って、ブログの移行を完了した。

国際ブックフェアって中止だったんだね

 「出版先進国」日本で国際ブックフェアが再開されない不思議を読むまで、中止になっていたことを知らなかった。
 私は、まあ本好きである。というか、電子工作、旅行、そして本くらいしか趣味はない。そういう意味では、国際ブックフェアは楽しい催し物であった。聞いたこともないような出版社から、へ~こんな本が、というような本を見つけることができるからだ。本を安売りしているブースもあるし、講演も楽しい。
 最近、案内が来ないなあ、と思っていたら、中止になっていたとは。日本人の本離れが、端的に現われたような話である。

スクリーンショットのツール:Snipping Tool と切り取り&スケッチ

 Windowsで提供されているスクリーンショットのツールSnipping Toolを起動すると、切り取り&スケッチを使ってみる」という画面が出てくる。どうやら、今後は、この切り取り&スケッチという長ったらしい名前のツールに移行するみたいだ。
 で、使ってみたのだが、使い物にならない。私の画面設定では、切り取る前の画面が暗くなりすぎて、切り取り領域を指定できないのである。Snipping Toolの時よりも暗くする必要があったのだろうか?

古代の知恵の活用

 1400年前の古代水路が現代の水不足を救う、研究(驚くほど正確だった先住民の知恵、南米ペルー)
 乾期の水不足に備えるには、ダムよりも昔の水路を再活用する方がいいという記事である。昔の人々は、雨期の水がいろんな経路を経て、乾期に水路に出てくるような経路を発見し、活用していたらしい。
 乾期に水がない、ならダムで蓄えようということではない方法もあるのだ。知恵というのは、すごいものだ。

日照不足でも米不足にはならない:よかった

 記録的日照不足、1993年「平成の米騒動」の再来はあるか
 1993年の米不足の時は、よく覚えている。緊急に、タイ米が輸入され、私もそれを買ったが、、全く口に合わなかった。日本の炊飯器で炊くと、全くおいしくないのである。
 今回の日照不足では、そんな状況にならないということで、本当によかった。