PoEで90Wを給電することの大変さ

 高電力PoE「802.3bt」について知っておきたいことは、PoEで90Wを給電するということが、どれだけ大変なのか、ということがよくわかる記事である。90Wというのは、かなりの大電力である。組み込み屋の私が設計してきたボードは、30Wでも大電力だった。90Wもあれば、かなりのボードは動くだろう。
 そもそも、ケーブルは、意外に抵抗値が高い。特に通信につかう細いケーブルでは、かなりの抵抗値になる。そこに20A近い電流を流すと、電圧降下も大きいし、熱も大変だろう。そのあたりのことを、よく理解して使う必要がある。USBの電力供給は、距離が短いが、PoEは距離が長いということで、技術課題がかかり大きくなる。

プログラミングは手を動かさないと学べない

 独学でも教えてもらってもダメ、プログラミングができない本当の理由は、本当にその通りだと思う。引用する。

結局、どんな手段で学習しようが、プログラミングができない最大の理由は「累計の学習時間が足りていないこと」である。中でも重要なのが、実際に手を動かしてコードを書いた時間だ。その時間が足りていないのが、プログラミングができない唯一の理由だといっていい。

 全くその通りである。それも、継続的に手を動かすことが重要だ。半年もコードを書いていないと、レベルが落ちるのを実感する。

DTMF技術は不滅です

 オーディオ信号でステッピングモーターを回すという題名を見て、どうやるんだろうと思ったら、DTMFを使うという。懐かしい技術である。昔、電話がアナログだったころ、データを送るには、高価な機器が必要であった。だが、大量のデータならともかく、ちょっとした1~2バイト程度のデータを送るのにそんな高価な機器は使いたくない、ということで、音を変調して電話の音声としてデータを送るという技術がDTMFである。本当に古い技術だが、今でも使われているようだ。今でもICが作られているというのもびっくりである。