日本版シリコンバレーに必然性はあるか:難しいところだなあ

 あえて問いたい「日本版シリコンバレーに必然性はあるか」は、なかなか言いにくい真実が含まれていると思う。
 私は、今の政府の政策が、シリコンバレーに追いつけ追い越せ政策であるとすれば、やめた方がいいと思う。日本は、所詮は、約1億人の人口の国だ。中国や米国と、全ての領域で競争するのは不可能だろう。最も追いつけたのは、自動車産業と電機産業だった。でも、これって政府の後押しのおかげなんだろうか?ホンダが、自動車産業に参入することを政府が妨害していた、という汚点すらある。
 お役人の考えるストーリーでなく、民間が自発的にやろうとしていることを邪魔しないことが、政府にできる数少ない施策のような気がする。国主導のプロジェクトで、うまくいったためしがない。

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