ほとんど活用されていないマイナンバーカードの認証基盤が大量のニーズをさばけるはずがない

 10万円給付に遅延リスク、準備整わぬままの「迅速」推奨があだには、当然の事態だと思う。
 マイナンバーカードには、少なくとも2種類のパスワードが必要だ。そのうち、数字のパスワードは、みんな慣れている。でももう1つのパスワードが何をすべきものか理解している人がどれだけいるかは不明だ。そもそも、マイナンバーカードは、就職の時に、経理にコピーを提出するということ以外の用途で使ったことがある人は、どれだけいるのだろうか?
 そんなマイナーな存在だったマイナンバーカードを使って、大量のニーズをさばくというのが現実的ではないことは、誰が考えてもわかることだ。

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