できる限り在宅勤務に移行する:できないではなく、できるところからやる

 在宅勤務への移行が経営課題になる時代が来るなんて、誰が予想しただろうか。私も、メーカー勤務だったので、在宅勤務など、一部のパワーポイント職人だけの世界だと思っていた。
 でも、今やそんなことは言ってられない。私の転職先の中小企業は、メーカーではないのだが製品開発部門がある。私はそこで勤務している。前職と同じ組み込み技術者をやっている。前職の大企業では、デスクトップPCを開発用に、ノートPCを出張用に使っていた。転職後は、開発も事務作業も兼ねたノートPC1台しか支給されない。まあ、仕方ない、と思っていた。でも、このご時世になって、それが幸いし、ノートPCと、開発した組み込み基板とを自宅に持って帰れば、在宅勤務ができる。怪我の功名である。
 組み込みといっても、大規模なシステムだと、自宅では開発できないところも多いだろう。でも、なるべくシミュレーションですますなどの対応もできるはずである。シミュレーション環境を構築するのは大変である。今までは、開発期間の問題などから、そんなことに手をつける余裕はなかた。でも、今や、自宅で開発を継続することが必須になってきている。現時点では、会社へ行けないこともない。でも、最悪、都市封鎖になる可能性もある。そんな場合に備えて、今から、できる限り在宅で開発を継続できるようにすることが、開発者の心構えだと思う。

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