マツダ 心を燃やす逆転の経営:メーカーの技術者必読の書

 私は、車には関心がない。トヨタの車を20年近く乗っている。それもこれも、車は動けばいいので、動いてくれているのでずっと乗っている。
 そんな私が、マツダ 心を燃やす逆転の経営という本を読んだ。久しぶりに良い本であった。経営の本なのだが、その大半は技術経営について語っている。しかも、業界で大手ではない企業の技術戦略である。
 その要点は、一括企画、コモンアーキテクチャ戦略である。この考え方は、組み込み機器でも通じる考え方だ。開発者も、開発費も少ない企業には、企画の方向性、技術の方向性が必要である。その方向に戦力を集中することで、やっと競合他社に勝てる。
 この本は、それを実践した中身が書かれている。ここまで、あからさまに書いて大丈夫かと思うほどだ。

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