ソフトウエアテスト自動化の教科書:基本的な考え方が学べる

 テスト工数を削減したいというのは、ソフトウエア開発で大きなニーズの1つだとおもう。その手段の1つがテスト自動化ということで、ソフトウェアテスト自動化の教科書 〜現場の失敗から学ぶ設計プロセスという本を読んでみた。
 内容は基本的なもので、この本を読んだから、すぐに自動化にとりかかれるかというとそうはいかない。それは、当たり前で、自動化というのは、手動でやっていたソフトウエアテストを単に自動化するだけのものだからだ。そもそものテストのバリエーションが広いのでそれを自動化する方法は、それぞれの現場で工夫するしかない、
 この本を読んで最も参考になったのは、自動化の最大の目的は、デグレの防止である、ということだ。デグレ防止のためのテストを自動化することで、結果的に、新しいリリースごとにデグレが防止され、品質は上がる。でも、新しい機能は、やっぱり最初は、手動でやるしかない。その手動テストの中で、自動化でき、自動化することで工数削減できる部分だけ自動化する、という当たり前のことを、あらためて認識した。
 もう1つは、テストをスクリプトで書けないと、結果的には、自動化できないという指摘である。プログラミングなしで使えるテストツールは結局は使いものにならない。確かに。
 テスト項目を整理して、自動化できるものをピックアップして、PYTHONでテストスクリプトを作るところから始めようとおもった。

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