GPU上のソフトを自動変換できるの?

 私は、別にAIには興味ないし、GPUだって開発に使ったことはない。でもFPGAで”GPU級”のAIアクセラレーター実現を目指すという記事には興味がある。記事を読む限りでは、GPUコードを変換し、FPGA上で動作できるようにするソリューションのようだからだ。用途はAIで、推論エンジン「Zebra」というのを使う時に限るようだが、それにしても、そんなことが可能なんて、ちょっとびっくりである。
 だいたい、古い技術者は、自動変換という言葉は全く信じていない。実務で使うような複雑なシステムで、自動変換がまともに使えたためしがないからだ。今回のソリューションは、どうなんだろう?まあ、私自身が使うことはないけど。

プログラミング言語のランキングで「C言語」が首位:へ~過去の言語じゃないんだ

 Javaが5年ぶりに首位陥落、コロナ禍で開発言語の人気に変化という記事で、「C言語」が首位になったとあった。もっとも、この記事の趣旨は、JAVAが2位に落ちてしまいました、ということだ。でも、68系のアセンブラが一番得意で、次がC言語という、古い技術者にとっては、今でもC言語というのは、うれしい話である。
 組み込みなので、今でもC言語でソフトを書いている。さすがに仕様的にも古いし、一般的には過去の言語なんだろうなあと思っていたらそうではないようだ。

「ゲンバを知らない設計者」に在宅勤務は難しい:私もそう思う

 コンサルの中には、現場を知っているのか、と思うような発言をする人も多い。「ゲンバを知らない設計者」に在宅勤務は難しいの著者は、本当に現場を知り尽くしたコンサルである。もっとも、どちらかというと機械分野の方なので、組み込み技術には直接関係ない話も多い。でも、現場こそが重要ということは、共感できる。
 現場を知らずに、書類だけでは、誰も動いてくれない。やっぱり、今でも信頼関係であり、信頼関係は、人と人とが相対峙して生まれる。

MacのCPUをインテルからARMへ:ARMの勢いはすごい

 Apple、パソコンに自社開発半導体 インテルから変更という記事の表題を読んで、自社開発半導体?と疑問を持った。記事を読み進めると、半導体設計を支援する英アーム・ホールディングスと組み、生産は台湾積体電路製造(TSMC)に委託する、ということで、中身はARMなのだ。まあ、ARMも大手に対するカスタマイズを積極的にやっているので、そういう共同開発なのだろう。RISC-Vが出てきたといっても、ハイエンドでは、やはりARMである。