孫正義氏の秘蔵っ子「ペッパー」が心配、鮮烈デビュー時と今の落差の記事に、ペッパーに関する扱いが一気に冷えているという話があった。ARM社買収の時の話も考えると、別に、驚くほどのことではない。儲かると思ったら持ち上げ、儲からないと思ったら捨てるというのがパターンなのだろう。でも、これは、経営者としては当たり前のことだ。最初に大きくぶち上げすぎるので目立つのだろう。
でも、お願いだから、ARMのように、組み込み業界に手を出さないで欲しいものだ。組み込みは地味な業界なので、絶対に合わない。
カテゴリー: 組み込み技術
多機能トイレの事故:電気ケーブルが未設置とは・・・
駅トイレで男性倒れる、非常ボタンや自動通報装置に不具合というニュースを読んだ。電気ケーブルが未設置だったという。つまり最初から通報装置は動いていなかったわけだ。ケーブルが接続されていないのだから。
機器の故障とかならわかるが、ケーブルが最初から接続されていなかったということは、誰も、この通報システムの確認素していなかったということである。ちょっと考えられない。
機器設置時に、機能確認するというのは基本だ。それは、工事会社も、駅の設備担当者も、どちらもやるべきことであり、どちらかが実施していれば見つかったはずだ。ということは、どちらもチェックしていなかったということだ。
ここを、もっと重要視すべきだ。仕事をしていない、ということなのだから。
HarmonyOS:自動車でも使われる
ファーウェイをAndroid OSから切り離したが、ファーウェイは独自のHarmonyOSを開発した。Androidから中国企業を閉め出すことで中国の地盤沈下を狙ったのだが、かえって独自技術で巻き返されることになるのではないか、と思っていた。
HarmonyOSで動く自動車が中国で登場! 航続距離は1242kmで価格は約450万円を読んで、その懸念が当たっているのでは?と思っている。いくら技術があっても市場がなければ技術は育たない。技術がなくても、市場があれば、技術は育つ。技術というのもの、そういうものだろう。
ルネサスがRISC-Vコアのマイコン:大変だろうなあ・・・
ルネサスが初のRISC-Vコア集積MPU、ArmコアMPUとピン互換を読んで、なかなかマイコンメーカーも大変だなあと思った。もともとルネサスは、自前のマイコンコアを持っていた。持っていたという表現は失礼で、たぶん、今でも主流は、自前のマイコンコアだろう。
時代に趨勢に合わせて、ここ2~3年、ARMコアを積極的に展開していた。たぶん、2019年末に発売されたRAファミリが最初だ。それが例の、ARMのM&A問題で、RISC-Vもやるという。RTOSやLinuxベースの開発であれば、ソフト開発者にとっては、マイコンコアは別に何でもかまわない。でも、マイコンそのものを開発している開発者にとっては大変だろうなあ、と思う。
境界値テストの重要性
前回、Firefoxほどのソフトウエアが大文字ー小文字という昔からあるバグでハングアップしたという話を書いた。
先日、ソフトウェア品質を高める開発者テスト アジャイル時代の実践的・効率的なテストのやり方という本を読んでいたのだが、最も重要な開発者テストは、境界値テストだと書いてあった。これって、昔からある話ではないか・・・。アジャイルなんて用語が全くなかった時代から、境界値テストはやっていた。時にループで間違いやすいからだ。
結局、開発手法は変わっても、昔からある典型的なバグは残り、昔から有効だったテストは今も有効なのだろう。
プログラミングの基本は変わらない、ということかな。進歩はしているのだろうが。
ARMの買収はダメになりそう:そりゃそうだろう
米半導体エヌビディア、アームの買収断念か 米報道という記事を読んで、そりゃそうだろうなあ、という感想を持った人は多いはずだ。どう考えても、難しいだろう。
これが無理なら、ソフトバンクはどうするのだろう?そもそも、ソフトバンクが買収して、うまくハンドリングできるような事業ではなかったのだと思う。
ルネサスの小規模FPGA:DIPパッケージを出してくれないかなあ
ルネサスがローエンドFPGA市場に参入、価格0.5ドル以下で開発ツールも無償という記事を読んだ。最初に出荷されるのが、LUT(ルックアップテーブル)が1000個のものだという。
このLUT個数だと、FPGAというよりも大規模PLDのレベルだ。だから不満というのではない。最近、手頃なPLDが生産中止になっているので、この規模のものが欲しかったので、非常に興味がある。
仕事だけでなく、個人でも使いたいので、できればDIPパッケージが欲しいなあ。そうしたら、いろんなことに使えそうだ。まあ、今やマイクロチップ社以外にデジタル製品のDIPパッケージを出してくれるメーカーはないだろうから、無理な願いだろうけど。
Interface1月号の特集はステレオ画像の画像処理:立体視により画像処理アルゴリズムの効果を体感するという企画は斬新
Interface 2022年 1月号の特集は「ステレオ画像の画像処理」。特集名が地味すぎてわかりにくいが、実は、画像処理の効果を立体視によって体感するという斬新な企画である。両眼視用のVRメガネやVRグラスを用意(100均グッズでも作れるらしい)を用意すればスマホでも試せる。
百聞は一見にしかず、ということである。
新年号の通例の通り、コンピュータ手帳が別冊で用意されている。
C言語:externの型間違いは検出してくれない-あたり前だが・・・
グローバル変数をuint_16で宣言していた。それを異なるファイルでextern intで参照してしまった。32ビットマイコンなので、intは32ビットである。当然、おかしなことになる。
今までこの手の間違いはやったことはない。externで参照する時には、必ずもとの宣言をコピーして使っていたからだ。ところが、今回に限ってなぜかこんなことをしてしまった。
半日ほど無駄にして、なんでコンパイラが検出してくれないんだ、と思ったのだが、コンパイラで検出できるはずはない。ファイルをまたがる変数はリンカの仕事だからだ。でも、リンカの仕事は、基本はアドレスの解決である。この手のミスのエラーメッセージを期待するのは間違っている。C言語は、本当にやっかいである。
ザイログZ80伝説:製作記事だけでなくザイログの歴史も興味深い
著者の同様の書籍モトローラ 6800伝説に関する感想を前のブログで書いたことがある。
あの書籍は、製作意欲をそそる内容で、実際に6800の基板を組み立てて楽しむことができた。今回の書籍も、そうした製作記事もあるが、どちらかといえば、簡潔にまとめられていて、ザイログをめぐるマイコン史の方に力点か置かれている。
Z80といえば、NECの名機PC8001に搭載されていたマイコンである。私は6800派だったので、8080には興味なかったのだが、DRAMのリフレッシュ回路を搭載したZ80には興味があった。PC8001を持っていたが、結局はBASICでしかプログラムを作らなかった。そのうちPC9801に移行して、Z80との接点はなくなった。
そんな、あんまりZ80との接点はなかった私にとっては、製作記事よりも、マイコン史の方が興味深く読むことができた。本の中ではさりげなく書かれているが、Z80だけでなく、Z8000やZ8の基板まで製作するというのは、素晴らしい。例によって、部品を集める根性があれば、基板は入手できるので作ってみることはできる。