マイナンバーカードがからむとシステムは動かない

 健康保険証 「誤り3万件」が映すマイナンバーの不思議は、マイナンバーカードの運用に関する矛盾点がよくわかる記事である。
 せっかくのデジタルシステムなのに、手作業が混じってしまう。過渡期ゆえの一過性の問題であればいいのだが、この記事を読む限りでは、どうも制度設計そのもの問題で、根深い問題になりそうに思える。

マイナンバーカードの保険証:あんまりメリットないしねえ

 マイナカード保険証利用、本格運用先送り トラブルで。相変わらず官公庁がらみのITはうまくいかない。そもそものスタートがまず間違えている。マイナンバーカードの普及率が低いから、何か用途を、という思いつきで保険証ということになったとしか思えない。そして、それを実装する稚拙さ。官公庁というのは、実務をさせると最低の組織である。何か考えて、予算をつけることに徹するべきなんだろうと思う。

マルウエア「Emotet」のC&Cサーバーが壊滅:これだけ大がかりな作戦が必要ということがびっくり

 最も危険なマルウエア「Emotet」が壊滅、アジト急襲のウクライナ警察が見たものは、読み応えがある。C&Cサーバーといって、抽象的な話で、実世界ではどのようになっているのかわからなかった。それが、世界各地のC&Cサーバーの拠点を一斉に検挙するという中で、実際に公開された画像を紹介している。
 これだけの多国籍のサーバーを運用するような連中がサーバー犯罪を引き起こしているのかと思うと、ぞっとする。

生産能力の増強のために工作機械メーカーを買うとは・・・:さすがに発想のスケールが違う

 日本電産が三菱重工工作機械を買収、「工作機械事業をグローバルの主役に」は、驚いた。中核部品の1つであるギヤの製造力の強化のために工作機械メーカーを買うというのは、発想のスケールが違う。当然、自社の工作機械だけにはもったいないので、さらなる事業の柱にするということだが、最初のきっかけは、自社製品とのシナジー効果に違いない。
 M&Aで、よくシナジー効果という単語が出てくるが、本当に、シナジー効果があるのかどうか疑問に感じることも多かった。こういうM&Aこそ、シナジー効果というんだなあ、と思う。買われる方も、買われた時点から主流の事業の役に立ち、かつ、新しい事業の柱にもなるということになる。

地銀、フロッピーディスクの取り扱い終了相次ぐ:えっ?フロッピーなんて使っていたの?

 地銀、フロッピーディスクの取り扱い終了相次ぐというニュースを読んで目が点になった。いつのニュースだろうと、思わず配信日を確認したくらいである。いくらなんでも、フロッピーとはねえ。もう既に絶命危惧種だと思っていた。

NECがIEEEマイルストーンのダブル受賞:と言っても、DSP事業は既に残ってないけど

 NECがIEEEマイルストーンのダブル受賞、遺留指紋照合と商用というニュースを見て思ったのが、そういえばNECはDSPを作ってたなあ、ということである。たしかに、μPD7720といえば、私がDSPという用語を始めて知ったデバイスである。マイコンでも、いろいろと独自のものを作っていた。でも、そうした事業は、今ではない。技術というのは、そういうものかもしれないけど。

HPがシリコンバレーから本社を移転

 米HPEもシリコンバレー離れ 本社をテキサスに移転というニュースは、時代の流れを感じさせてくれる。HPといえば、私の若いころ(40年くらい前)には、計測器の雄であり、シリコンバレーの元祖のような存在だった。それが、事業分割し、今ではHPEは計測器の会社ではなくなっている。でも、HPという名前は、電子技術者にとって、何か特別な名前であり続けていたが、それも、とうとう終わりか、と思った。

ホンダが自動運転に力を入れていたとは

 ホンダ、自動運転「レベル3」発売へ 世界初の認可を読んでびっくりしている。1つは、ホンダが自動運転に力を入れていたことだ。いろんな提携話がある中で、ホンダがどこかと提携したという話は聞かなかったので、そんなに力を入れていたとは知らなかった。
 もう1つは、レベル3を巡る制度面では日本が先行しているということである。だいたい、この手の精度整備設計は、いつも後手に回るのに、先行していたとは知らなかった。
 後期高齢者になったら運転免許を返納しようかと思っていたのだが、自動運転車が普及すれば、高齢者も安全に運転できるようになるかもしれない。

Intelのフラッシュメモリー事業売却:ハイエンド品は残すらしいがうまくいくのかなあ?

 Intel、SK hynixにNANDメモリ事業を90億ドルで売却へという記事で少し疑問に感じたことがある。全てのフラッシュ事業を売却するわけではないようだ。ハイエンドの製品は残すらしい。技術有意性があるからだろう。
 でも、そんなうまいこといくのだろうか?事業において、ある製品ラインナップの高付加価値だけ自社に残すというのは、よくある選択である。でも、なぜかうまくいかないことが多いように思える。結局、メーカーというのは、ボリュームゾーンの製品の競争力がなくなった時点で、その製品は売れなくなるように思える。

国勢調査:私はインターネットで回答済みだけど

 国勢調査は国民の義務である。だから回答しないという選択肢はない。でも、回答の仕方はいろいろだ。ネットでの回答は37.9%だという。まあ、こんなものなのかもしれない。ネットの面倒なのは、結局パスワードを設定させられることだ。期日までに内容変更するときは、このパスワードで、というパスワードを設定させられた。回答は、簡単だった。それほど悪いUIではない。