今でもGPIB搭載のデータロガーの新製品:産業界では今でも現役なのか

 「昔は良かった」の声に応え、米キーサイトのデータロガーにGPIBが復活という記事は驚きである。2020年2月に新発売したデータロガーのインターフェースがGPIBだという。
 GPIB・・・。本当に久しぶりに聞く。キーサイト社はヒューレットパッカード社の流れを汲む計測器メーカーだ。GPIBは、そのヒューレットパッカード社の計測器インターフェースだったHPIBを標準化したものだから、キーサイト社のユーザーにはGPIBユーザーが多かったということだろう。
 それにしてもGPIBとはねえ。まあ、今のちゃちなUSBコネクタと違って、本当にがっしりしたコネクタだ。だいたい、USBコネクタにはロック機能がない。産業用に使うには、機構的に少し心配だろう。一方、GPIBのコネクタは、本当にがっしりしている。私も昔、使ったことがあるが、コネクタ・ケーブル周りでトラブった経験は一切ない。高価だったけど。