量子コンピュータの話は、何度本を読んでもわからない。量子理論も同様だ。日経サイエンス2025年11月号の特集で、量子コンピュータのそもそもの発想のところから、量子コンピュータの歴史の解説があり、少し理解できた気がした。
たぶん、量子コンピュータの最新情報を読んでも全く理解できなかったが、エントロピーとの関係などから、徐々に量子コンピュータの骨格が見えてきた歴史を見ることによって、少しはわかる気になったみたいだ。まあ、すっきりわかったということではないが。
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トランジスタ技術10月号の特集は「今マイコンはArduinoが最強説」:確かに組み込みマイコンの勉強にならArduinoはいいかも
トランジスタ技術10月号の特集は「今マイコンはArduinoが最強説」。マイコンボードといえばラズパイという風潮のなか、今さらArduino?という感じもあるが、特集を読む限り、確かにArduinoも悪くないか、とも思う。
ラズパイはLinuxなので、マイコンボードといっても組み込みマイコンらしくない。その点、Arduinoは、Arduino IDEという開発環境を使ってクロス開発をする純粋の組み込みマイコンボードだ。組み込みLinuxを使えるという恵まれたマイコン開発者でない限り、Arduinoのようなリッチではないマイコンで勉強する方がいいように思う。開発環境が整っているので、環境構築という最初の関所もクリアできる。ただまあ、本書の記事にあるように、組み込みソフト開発に慣れてきたら「シンプルすぎるArduino IDEからの卒業!」は必要かもしれないが。
製作記事は、あいかわらず力が入っている。有機ガス検出器なんて、たぶん本誌でしか読めないだろう。
民法が4K放送から撤退
民放5局、BS4K放送撤退へ 27年に、赤字続きでは、まあ納得である。我が家のTVは、4K対応だが8K対応ではない。4K放送を見ることはあまりない。見たとしてもNHKだけで、民法の4Kを見たことはない。高画質が生かせるような番組がないからだ。
4Kは高画質だ。それは確かだ。でも、我が家では、BSと地上波は昔買ったHDDレコーダで録画できる。HDDレコーダは4K対応ではないので、4KはTVにつけてたHDDにしか録画できない。これが、AndroidTVなので、家電メーカーが開発したHDDレコーダに比べて操作性が悪い。なので、4Kでしか放送されない番組以外は、4Kで放送されていてもBSで録画して見ている。
たとえば、NHKの大河ドラマは4KでもBSでも地上波でもやっている。我が家ではBSを録画して見ている。4Kである必要を感じなからだ。4Kで録画して見るのは旅行番組くらいだ。
シリアル通信の良い教科書がない
前回、今でも現場ではRS485などのシリアル通信が使われているということを書いた。ところが、そのシリアル通信の技術をきっちり理解するための教科書がない。LANが普及する前は、シリアル通信が組み込み機器の中心だったので、いろんな本が出ていたのだが、今では絶滅である。Interface誌とかトランジスタ技術誌とかでも、AIの特集はあっても、今さらシリアル通信の特集はしないだろう。
でも、当然、シリアル通信がレガシー技術だからと言って、簡単な技術であるわけはない。
Interface10月号の特集は「Pythonで1行ずつ学ぶネットワーク」:幅広くネットワーク技術を学べる特集
Interface10月号の特集は「Pythonで1行ずつ学ぶネットワーク」。本誌のイントロダクションで述べられているように、ネットワークの重要性は増すばかりである。ネットワークを学ぶためにC言語を使うのはなかなかハードルが高い。必要なプログラミングのレベルが高いからだ。そういう意味では、本誌のようにPYTHONで学ぶというのは、ネットワークを学ぶためには効率的だろう。まったくのPYTHONの初心者では難しいが、C言語による入門よりは、かなりハードルが低い。
第1部では、TCP、UDPという基本中の基本が学べる。さらに、組み込み技術者として重要なIoTでよく使われるプロトコルとして、MQTTが第2部、Matterが第4部で紹介される。ネットワークでは、実際に流れているパケットをキャプチャし解析することが重要だが、そのためのデファクトツールである Wiresharkについても紹介されている。
ハードウエアに興味がある技術者にとっては、第3部の10BASE-T1S技術の解説は興味深いだろう。
ゲームブック「バルサスの要塞」やった
以前のブログで、ゲームブックの再販を購入したという話を書いた。火吹山の魔法使いは、購入して早々に攻略した。2冊目として、バルサスの要塞を約1か月かかって、4巡目で攻略できた。
PCゲーム好きなのだが、マウスを使いすぎると肩がいたいし、ディスプレイを見るのもつらいので、こうした、鉛筆とダイス、そして本で息抜きができるのは面白い。
レトロゲームの本:懐かしい
私は、かなり初期のPCユーザーである。国民機といわれたPC98シリーズも、PC9801Eというかなり初期のものを持っていた。拡張スロットに、マウスI/Fを入れないとマウスが使えないという時代だった。
そのPC98で何をしていたかというと、1つはプログラミングだ。もう1つはゲームである。海外製のアドベンチャーゲームの日本語翻訳版が出てきた頃である。甦る 至上のアドベンチャーゲーム大全 Vol.1という本を見つけて、思わず買ってしまった。なつかしいタイトルが並んでいる。ほとんどのゲームは、聞いたことがあるだけでやったことはないのだが、ウィザード・アンド・ザ・プリンセス、トランシルバニアなどは実際に遊んだことがある。この頃のアドベンチャーゲームは、コマンド入力という方式で、ミルとかtトルとかのコマンドを入力するのだ。そして、その入力が、ローマ字入力ではなく、カナ入力だったので、カナ入力を覚えてしまった。今では全くできないが。
トランジスタ技術9月号の特集は「プロのオーディオ回路設計ノウハウ」:今でもオーディオは回路設計者の腕の見せ所だ
トランジスタ技術9月号の特集は、「プロのオーディオ回路設計ノウハウ」と「必見!回路シミュレーションの新常識」。オーディオ回路は、今でも回路設計者の腕の見せ所がある分野である。ほとんどがデジタル化したとはいえ、人間の耳にはデジタル信号は聞き取れない。アナログ回路が必須である。しかも、ほとんどの回路がデジタル化することで、デジタルノイズがどこから混入するかわからないので、本当に腕の見せ所である。
Interface9月号の特集は「モータ制御プログラミング入門」:モータ制御に関する入門の決定版かも
Interface9月号の特集は「モータ制御プログラミング入門」。なんといってもモータ制御は組み込み技術の正統派である。対象であるモータの物理的特性の理解、どう制御するかというアプリケーション仕様に関する理解、そのために必要な制御方式とその実装技術。どれを欠いても製品にはならない。
本誌では、「まずは制御対象を知るところから!使い方や出力特性を見てみる 写真と構造で見る…モータの種類と特徴」という解説記事がある。これによって、対象物のモータの物理的特性を理解することができる。あとは、本誌お得意の製作記事である。倒立振り子という定番を含め、しっかりとまとめられている。
特集記事以外では、「排他制御なしに使えるリング・バッファbbqueue」が参考になった。リング・バッファは、いろんな用途で使う汎用ソフト部品である。下手に自作するのではなく、信頼性のあるソフト部品を使いたいものだ。
トランジスタ技術8月号の特集は「特別企画 夏の回路製作大集合」:よくも思いついたという製作例が満載
トランジスタ技術8月号の特集は、「特別企画 夏の回路製作大集合」。本誌お得意の製作記事である。単にマイコンボードを用意したらできるというものではなく、電子工作以外の工作のスキルが必要な製作例が満載である。「クラフト・ビール対応!温度調整ビア・クーラの製作」なんて、自分も作ろうというようなものではなく、よくもまあこんなことを思いつくなあ、という製作例である。
私が驚いたのは、「気象&GPS表示付き蛍光管VFD時計の製作」だ。なつかしの蛍光管を使った製作だ。今でも蛍光管が入手できる。それどころか結構人気があるというのは、初めて知った。