60歳からの転職:運が必要

 私は大企業を定年退職し、今も勤務している中小企業に就職した。60歳からの転職であった。前職の在職中に、転職先が見つかったのは運がよかったと痛感している。
 有能でも「50歳を過ぎたら」転職できない納得事情 「求人はありません」と断れぬ人材紹介業の都合は、50歳からの転職の難しさがよくわかる記事だ。年齢不問という募集内容でも、実際には年齢が高ければ門前払いである。これは、体験からもうなづける。人材紹介会社から紹介してくれる企業に応募しても、翌日には断られるのである、どう考えても、経歴書を読んだ結果とは思えない。
 結果的に20社ほど応募して、面接まで進んだのは3社であった。最初に内定を出してくれた会社に就職することにした。選り好みするような状況ではないと思ったからだ。
 子供が独立して、家内と2人暮らしなので、それほどの収入が必要でなかったという事情が大きい。