プロダクトデザインでどこまで冒険するか

 Zoomはセキュリティーを犠牲に勝ったのか、プロダクトデザインの理想と現実は、面白い指摘である。セキュリティーをあまりに気にするあまり何もできないプロダクトを作っても売れない。実際に、市場に出して、問題がある部分を大急ぎで対処すればいい、という指摘である。
 私も基本的には賛成だ。基本的には、というのは、人命に関わる場合は別だし、ソフトをアップデートできないような組み込み機器では、どうしても安全よりにせざるを得ないと思うからだ。直接、お金に関わる部分も、かなり慎重にすべきだろう。
 結局、全てに正しいものというのは存在しない。トレードオフの取り方を含めて、市場が判断するということだろう。