パナソニックの溶接事業:がんばれ

 電機大手はIoTとかAIにばかり力を入れている、という感想を持っていた。
 https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00002/061700455/?n_cid=nbpnb_mled_epuを読んで、少しだけ見直した。溶接に力を入れるという。
 溶接は、基本的な技術だ。昔は、冶金工学科というのが大学にもあった。今では、こうした学科は淘汰されてしまっている。大学もトレンドに敏感なのだ。なんだかなあ、と思っていた。
 実際には、技術は、大学ではなくメーカーに残っているのだろう。頑張ってほしいものだ。

PoCは金の無駄遣い:口だけ人材の隠れ蓑だと思う

 https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/column/18/00720/042600018/?P=1という記事があった。前職の大企業でいろんなPoCを見てきて、その通りだと思う。
 たぶん、大企業は人が余っているのだ。それも口だけの人が。そういう人は、責任を取らなくてもいい、目立つ仕事を常に狙っている。そんな人に最適の仕事がPoCなのだろう。
 現場はよくわかっている。でも、経営層は、最近流行のバズワードで修飾されたPoCにだまされて、会社の次の方向性だと騙される。社内に閉じ込めておけばいいのに、社外にまでお披露目する。そんな経営者を見て、現場の社員は、冷たい目で見ている。金の無駄遣いだけでなく、現場のやる気をなくす一因でもある。

殺虫剤の影響でかえって害虫が増える:害虫の天敵まで殺してしまう副作用

 https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/060400327/?P=1は、生物の世界では知らないが、電子技術の世界では、よくある話の1つだ。ある問題の対策をしたつもりで、かえって問題を広げるという話である。
 特に、よくあるのが、ノイズでグランドプレーンを分割し、フェライトビーズで1点接続するという対策だ。結果的にグラントプレーンのインピーダンスが上昇し、ノイズ対策どころが、通常の動作も不安定になるということが起きたりする。対策というのは、必ず副作用がある。

シミュレーションによる設計でも現物を知っていることに重要さ

 https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00049/053000006/?P=4は、ありがちな話だ。現物を知らない技術者がシミュレーションだけで設計するととんでもないことが起きる。それこそ、車が空を飛んでるというような設計になってしまう。
 昔、あるシミュレーターを購入しようと検討していて、こちらかから実際のデータを提供してシミュレーションしてもらったのだが、どう考えてもあり得ない結果を出してきた。シミュレーターの性能以前に、そんなデータを結果として出してくる先方の技術力のなさに、その購入はやめにした。
 先方の担当者は、工学博士で、すごく優秀そうだった。でも現場経験がないから、シミュレーターの限界をわからずにシミュレーションしてしまったのだろう。シミュレーションというと、必ず思い出す。現場経験が先である。

図面が会社ごとに統一されていない:まあそうだろうなあ、図面の書き方を教育されてないし

 https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/column/18/00042/00025/?P=1は、どの会社でもあることだと思う。特に電子系技術者の回路図なんかはそうだろう。プリント基板を作る際に必要なのは、図面ではなく、その結果として出力されるネットリストなわけで、ネットリストを出力するための回路図の書き方をきちんと教育されることはない。
 でも、実際には、回路図は重要だ。設計の意図を的確に表現した回路図を書きたいものだ

Androidがダメでも自社開発がある:ファーウェイってすごい会社だなあ

 米中摩擦の影響で、ファーウェイがAndroidを使えなくなる可能性がある。普通なら大問題だ、と思うのだが、ファーウェイはすでに手を打っていて、https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00002/052000364/?n_cid=nbpnb_mled_epuによれば、自社OSを既に用意しているらしい。このOSが本当に使い物になるなら、ファーウェイの販売力からいって、ひょっとするとAndroidを凌駕することになりかねない。実は米国側の大失策だったということになる可能性もある。

これは怖い:コンパイラの汚染

 セキュリティ対策は、今や大きな課題である。http://ascii.jp/elem/000/001/858/1858028/?mlは、そんな話題の中でも、かなり怖い話だ。バックドア付きのコードが入り込んでしまうコンパイラの話である。汚染というのだそうだが、汚染されたコンパイラで開発したコードは、全てバックドアがしかけられてしまう。コンパイラを疑うことは通常ないので、知らない間に、そうなってしまう。これは、本当に怖い話だ。

エディタの老舗MIFESが今も現役とは

 https://nkbp.jp/2IAmyWPは、昔からPCを使っていた技術者にとってはびっくりだ。私も、PC9801でMIFESを使っていた。今でこそ、統合開発環境というのはあたり前だが、昔は、コードはエディタで書くものと相場が決まっていたのだ。そして。当然のことながら、技術者が最も使うツールは、エディタであった。そのエディタは良いものを使うということで、当時は、わざわざお金を払ってエディタを買っていたのである。MIFESは、他のエディタソフトを圧倒するキビキビとした動作だった。いつからMIFESを使わなくなったのかは覚えていない。MIFESは高価だったので、VZ Editorに乗り換えたのだと思う。VZ Editorは、個人でも購入できる金額だったので、個人でも購入し、自宅でも会社でも同じエディタを使いたかったので、会社の環境をVZ Editorに乗り換えたのだと思う。