東芝メモリが「キオクシア」に社名変更するという(東芝メモリ、「キオクシア」に社名変更)。まあ、名前の由来は一応あるんだが、なんだか、歴史のある事業の名前のような気がしない。第一印象は、ドラッグストアのような名前だなあということである。
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F1でホンダが13年ぶりの優勝:トップの世界では一度撤退すると復帰するのに時間がかかる
私は、ホンダが最盛期のころに、F1を見ていた。セナというドライバーが生きていて、地上波でレースが放送されていた時代である。
あの頃のホンダは敵なしであった。それが一旦撤退すると、今度は、再度優勝する実力をつけるまでに、とんでもない期間が必要になる。一流の世界というのは、そういうことなのだろう。
予算がないからといって、一旦撤退すると、その間にもライバルは進歩しているので、なかなか追いつけないのだ。最先端の技術は買えるモノではない。自ら開発するしかない。撤退という空白の時間を取り戻すことの難しさを教えてくれる。
パナソニックの溶接事業:がんばれ
電機大手はIoTとかAIにばかり力を入れている、という感想を持っていた。
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00002/061700455/?n_cid=nbpnb_mled_epuを読んで、少しだけ見直した。溶接に力を入れるという。
溶接は、基本的な技術だ。昔は、冶金工学科というのが大学にもあった。今では、こうした学科は淘汰されてしまっている。大学もトレンドに敏感なのだ。なんだかなあ、と思っていた。
実際には、技術は、大学ではなくメーカーに残っているのだろう。頑張ってほしいものだ。
三菱重工、ボンバルと買収交渉:三菱重工が買うという話なんだ・・・逆かと思った
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45725330V00C19A6TJ1000/?n_cid=NMAIL007は、表題だけを読んだときは、ボンバルディアが三菱重工の小型ジェット部門を買収するという話なのかと思ったら、記事を読むと逆だった。
まだ、1機も市場に出していない会社が、赤字とはいえ、既に実績のある会社を買収するというのは、どうなんだろう。早々に手放すことになるんじゃなかなあ。
802.11ahの実証実験を開始
https://re.itmedia.jp/4qDAfVPMOというニュースがあった。
802.11ahは、Wi-Fiの通信規格だ。でも、使う周波数は900MHz帯で、PCやスマホではなく、IoT機器の伝送に使うことを想定した規格だ。2.4GHzとは異なり、それほど混在しておらず、かつ電波の特性上、よく飛ぶので、使いやすい。現状、この周波数帯は、通信方式として、これといったデファクトはない。この方式がWi-Fiということで、デファクトになって安価に使えればいいのに、と思う。
知財と半導体の抱き合わせは違法:クアルコム
http://mx4.nikkei.com/?4_–_131488_–_629930_—_9によれば、クアルコムの根幹的ビジネスモデルである知財と半導体の抱き合わせ商法が独禁法違反らしい。知財は、独占使用権なので、これをどう使おうが問題ない。うちの半導体を使わないなら、知財の使用許諾しない、という商売もありだ。
でも、これを独占的立場でやると独禁法違反になるらしい。業界でシェアが高い会社は、どんな商売でもしていいというわけではないんだね。
Armまで使えない:ファーウェイもさすがにつらい?
前回、ファーウェイがandroidを使えない話を書いた。
http://mx4.nikkei.com/?4_–_131488_–_629930_—_7によれば、Androidだけでなく、Armプロセッサまで使えなくなるらしい。ファーウェイは自社の通信チップを持っているが、CPUコアはたぶんArmだ。これが使えないとなると、チップを再設計しなくてはいけなくなる。さすがに、これに備えて、違うCPUコアも用意していました、とはいかないだろうなあ。
Androidがダメでも自社開発がある:ファーウェイってすごい会社だなあ
米中摩擦の影響で、ファーウェイがAndroidを使えなくなる可能性がある。普通なら大問題だ、と思うのだが、ファーウェイはすでに手を打っていて、https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00002/052000364/?n_cid=nbpnb_mled_epuによれば、自社OSを既に用意しているらしい。このOSが本当に使い物になるなら、ファーウェイの販売力からいって、ひょっとするとAndroidを凌駕することになりかねない。実は米国側の大失策だったということになる可能性もある。
とうとうパジェロの国内生産が打ち切り
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20190423-OYT1T50135/は、ヒット商品も結局はいつかは消え去るということだ。正直言って、自動車には無知なので、三菱の車はほとんど知らない。そんな中で、唯一、見てわかる三菱車だった。それほど、特徴のある印象を与える車だったのに、残念だ。まあ、軽自動車全盛時代には、はやらない車であることは確かだが。
AppleとQualcommとの和解がIntelの開発計画に影響を与えているとは:逆だと思っていた
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1180547.htmlという記事が載っていた。AppleとQualcommが和解したので、AppleがIntelのチップを使うことがないだろうということで、Intelが5Gチップの開発を中止したという記事である。
このあたりの事情を知らない私は、因果関係を逆にとらえていた。Intelが5Gの開発を中止したので、Appleが5G対応するためにはQualcommのチップを使わざるを得なくなったので、和解した、と思っていたのだ。