QualcommがArduino買収でエッジAI強化へという記事を読んで驚いた。どちらかというと高性能なデバイスを作ってきたQualcommと、どちらかというと低価格なマイコンを対象としてきたArduinoが結びつかなかったからである。本当にうまくいくのかなあ?
月別: 2025年10月
日本はいつまで組み込み技術者を養成できるのか?
20年でCPUコアの巨人にのし上がった「Cortex-M」という記事は、前の方は確かにCortex-Mの歴史が振り返られていて、おもしろいのだが、後ろの方で、違う話も含まれている。
今の組み込みは、昔に比べて、必要とされている知識が増えているという筆者の感想である。確かに、私の時代は、組み込みをやる以上、アセンブラを使えることは必須であった。開発がC言語になっても、C言語のソースコードでブレイクできず、コンパイル結果を見ながら、アセンブラレベルでブレークをかけたりという時代もあった。
一貫して、マイコンを使いこなすという技術が求められていた。でも、今では、クラウドであったり、AIであったり、マイコンだけではない知識も必要となっている。筆者と同じように「いつまで日本の企業はこうしたエンジニアを擁して組み込みシステムの開発を続けられるのだろう?」という疑問がある。
原爆ドームへ行ったらインバンドの人ばかりでびっくり
先日、旅行で広島へ行った。仕事とか用事で行ったことはあるのだが、旅行では初めてである。メインは宮島へ行くことなのだが、せっかく広島へ行くのだから原爆ドームへ行ったらびっくりした。遠足、修学旅行を除くと、9割ほどがインバンドの人たちだったのだ。タクシーの運転手も、本当にインバンドが多いと言っていた。
京都でインバンドが多いのは、仕事で新幹線に乗る時も実感していたが、広島でもこんなに多いとは、本当に驚きである。
昔DSPを使った話
ロングランの本格DSP、TI「TMS320」登場に至る長い道のりという記事を読んで、昔の開発を思い出した。TIのDSPを使ったことはないのだが、この記事の中に出てくるμPD7720というDSPは使ったことがある。この記事によるとモデムで使われたらしいが、私が開発したのは全く異なる用途であった。ある計測値を基に補正計算をしなければならないのだが、その計算を一定時間で終わらせる必要があるという、まあ、組み込みらしい内容だ。その計算が、基本的には、積和演算で実行できるので、DSPを使うことにした。今から30以上前のことだ。
当然、開発はアセンブラである。8080とか6800などの、いわゆるマイコンとはかなり異なる命令体系であり、いろんなテクニックを駆使しないと要求時間内に処理を終わらせることができない。たしか100ステップくらいの開発に1か月以上かかっている。命令体系の理解とか、開発環境になれることとかの準備にプラス2か月必要だった。
でも、いわゆるマイコン以外のソフト開発でも開発できるという自信がついた開発であった。
放送はいづれなくなる?
少し前に民放が4K放送から撤退するという話を書いた。「NHK ONE」始動、民放はBS4K撤退へ 放送終焉の兆しでは、この動きは、結局、放送というメディアの終焉のきざしであると結論づけている。
私のような高齢者は、TVは放送を見るものだと思っている。NHKは受信料を払う必要があるが、逆にいえば、それ以外の経費はかからない。でも、それでは、面白い番組が見れない時代になるのだろう。