パナソニックの半数が50代以上

 パナソニックHD、国内社員の半数が50代以上 人員削減でメスというのはびっくりの内容だ。日本が高齢化しているとはいえ、従業員の半数が50代以上というのは、さすがにあまり聞かない。たぶん、バブルの頃の採用増、就職氷河期の採用抑制、60歳以上の再雇用などの要因が重なったことによるひずみなのだろう。
 人員削減でこれを解消というのが、納得できない。中小企業ならともかく、大企業がこんな安直な対応をしていいのだろうか?50代以上の従業員をいかに活用していくかということを考えるべきではないかと思う。

インターネットがこんなに社会基盤になるとは思ってもみなかった

 AI登場で「失われた60年」もあリ得るぞ 出遅れ続ける日本と言う記事は、AIのことを書いているように見えて、実は、ITに関する日本の対応を振り返り、AIについても同じ轍をふむんじゃないか、という内容だ。
 その中で、インターネットについて、当時の企業の経営層は何もわかっていなかった、という話が書かれている。私は経営層ではなかったが、やはりインターネットの威力を全くわかっていなかった。動画なんかにインターネットを使ったら、その帯域を通すための設備負担が多すぎるので、そんなのが普及するわけがないと思っていた。
 ところが、実際には、需要があるところには技術革新がある。光ファイバーの容量が増え、頑張って海底ケーブルを引き続ければ、ワールドワイドで動画を通せるだけのインターネットができる。当時の不明を恥じるばかりである。

組み込み機器特有の供給問題

 組み込み機器の使用期間は長いものが多い。かつ、故障しても修理して使うような機器もある。そうなると、組み込み機器に使われているデバイスの供給期間が問題になる。STマイクロエレクトロニクス、車載用マイコンSPC58ファミリの長期製品供給保証を20年間に延長は、そんな要望に対応するということだ。まあ、車載用だからこそできることなのかもしれないが、そうではない一般のマイコンでも20年とはいわないが、15年程度の供給保証はしてほしい。

静かな昇進

 社員のやりがい搾取する「静かな昇進」という記事で、静かな昇進という言葉があることを初めて知った。私の若い時代は、大卒であれば、かなりの割合で課長職にはなれるという時代だった。それが、バブルのころに、大企業が、調子に乗って大量の新卒採用をしたことによって、年齢構成が崩れてしまった。うちの会社がこんなに人を雇って大丈夫なの?と思ったものだが、経営層よりも現場の感覚の方が正しかった。
 その後は、ポスト不足時代がずっと続いている、という感覚である。
 調子に乗って採用しておきながら、業績が悪くなったからといって早期退職に追い込み、そのつけを若い世代に静かな昇進という形で押し付ける。これがいい形とは到底思えない。

アスクルのシステム障害

 アスクルがシステム障害で受注・出荷停止、ランサムウエア感染で他社にも影響は、セキュリティの重要性を再認識させられる。アスクルは、たぶん、ネットワーク関連にかなりの予算をかけているはずである。自社のビジネスの根幹なので、経営層もセキュリティに経営資源を割くことは、他の企業よりもやっていたに違いない。
 それでも、こんなことが起きる。

IntelとNVIDIAの協業

 米国政府から支援されたりで、Intel社はそんなに苦境なのか?と思っていた。Intel「迷走の構図」 NVIDIAとの協業にも浮かぶ疑問符は、その打開策として経営陣が打ち出したNVIDIAと協業という案は、実際にはうまくいかないよ、という技術面からの解説である。
 何となく、CPUのIntelとグラフィックのNVIDIAが協業すれば、素晴らしいチップができる気がする。でも実際には、それぞれのコアを統合するためのバスのアーキテクチャが違いすぎて、簡単ではないという指摘だ。
 バス周りの技術は、地味に見えて、実はトータルの性能および信頼性を実現するための最重要技術だったりする。技術はお金だけでは解決できない。