ホンダの関西拠点:10年後になくならなければいいが

 ホンダが大阪の電機人材に的、人員5倍計画は、関西の電機業界の不振を反映したような話である。関西で引き続き働きたいいベテラン技術者にとっては、いい話のように思える。
 でも、である。本社がない会社の開発拠点というのは、いつなくなっても仕方ない、ということを理解して転職する必要がある。
 私自身は、関西の大手電機メーカーの東京の開発拠点で仕事をしていた。東京にも拠点を作るんだということで、大阪出身の私が東京へ転勤して作った拠点である。でも、実際には、10年ほどで、当初の目的が終わり、その後は、常にリストラの対象であった。どんどん縮小したのである。
 ソフトウエアというのは、進化の激しい領域だ。今は、技術者が必要ということで、関西拠点をしっかり作っていこうと思っているのだろうが、10年後はわからない。
 問題は、ベテラン技術者が10年後にリストラにあった時には、転職活動が極めて難しくなるという事実である。まあ、今や、どこにいても、そんなものだろうから、今回の話だけではないだろうけど。