想像力の限界が品質の限界:結局は設計者

 組み込みソフトウエアは異常系との闘いである。もちろん、システム系のソフトウエアでも異常系処理は重要な課題である。だが、組み込み系の貧弱なマイコンと、コストギリギリで設計されているセンサ、アクチュエータ類の中で、異常系をどう処理するかは、組み込み系ならではの部分がある。
 山浦恒央の“くみこみ”な話という記事の中に、いい言葉があった。「想像力の限界が品質の限界」。確かに、こんな異常が起きるのではという異常の想定は、設計者の想像力にかかっているところがある。もちろん、それだけではない。それぞれの開発プロジェクトで蓄積されてきたノウハウがあり、かなりの部分は、そうした知見を再利用できる。でも機器特有の問題は、やはり設計者の想像力にかかっていることは間違いないだろ。