チャリング・クロス街84番地:読書が好きだが本を愛しているわけではない私には少し退屈な本だった

 書物を愛する人のための本というのが副題である。読書好きの私としては、いつか手に取って読んでみるべき本のように思っていた。実際に読んでみたら少し退屈だった。
 私は、読書の時間が好きである。でも、本そのものにこだわりはない。電子書籍で入手できるのなら、図版の多い専門書以外は、紙の本と電子書籍なら基本的には電子書籍を選ぶ。今出版されている本だけでも、読みたい本がたくさんあるのに、古書を買うということはめったにない(Amazonで古書が気軽に買えるようになって、かなり古書を買うようになったのは確かだが)。紙の本が増えると書棚からあふれるので、読み終えた本は売り払うことにしている。
 読書は好きでも、本を愛しているわけではない私にとって、「書物を愛する人のための本」が少し退屈だったのは当たり前のことかもしれない。

 

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