不見の月:前作からより深化

 永遠の森の続編。主人公は、博物館惑星の新人2人になっているが、博物館の人たちは前作と同様である。
 現代アートが新素材・新技術を応用したものになっている。このSFらしい設定を、いかにも、という感じで美術論を展開しながら、人間劇が進行する。ちょっと、他のSFでは味わえない独特の作品である。