2015年5月アーカイブ

 前に書いたSFが読みたい!で海外編のベストSFと紹介されていたのが本書である。
 題名からは、この本の内容は想像できない。火星に一人残された宇宙飛行士のサバイバルの物語、という概要だけでも読む気にはならなかっただろう。ベストSFということで、だまされたと思って読んでみたら、確かにベストSFというにふさわしい内容だった。
 科学の知識、生物学の知識が中途半端ではない。いろいろな困難を、科学知識とユニークな発想で切り抜けていく。SFらしいSFだ。

 

 学生時代、SFのファンであった。 SFマガジンも読んでいた。だが、社会人になってから20年近くなんとなくSFから遠ざかっていた。それがここ数年、再びSFを少しずつ読み始めている。
 かなりのブランクがあるので、そもそも何を読めばいいのかもわからない。そんな私にとってはこのSFが読みたい!は手軽な読書ガイドである。学生時代ほどは読まない。せいぜい読んでも、年20冊くらいだろうか。
 毎年この手軽な読書ガイド買って参考にすれば十分な量である。

 

 友だちというのは、誰にとっても、大きな存在である。でも、そのことについて、考えることはしない。
 筆者の本は、いつもそうなのだが、普通の人の感覚で話を進める。いつものコラムと違うのは、それを友だちという、誰にとっても身近な話題について、書き進めていることだ。
 大人になってからの友だちというのは、どんな存在であるのか、ということを、あらためて考えさせられる。

 

 私は鉄道の事はあまり知らないし、それほど好きでももない。だが鉄道の技術と言われると少し知りたいと思う。
 少し知りたいというのは、深くは知りたくはないが、なんとなくわからせてくれる本があれば読んでみたいという意味でもある。この本は、そんな要求に応えてくれる本である。
 蒸気機関車の技術を外国から導入する時代から始まって、ディーゼル機関車、電車、新幹線。さらにはリニアモーターカーについてその技術の進歩を簡潔に紹介している。特にわかりやすいのはその技術がどのようなニーズから出てきた技術であるかを丁寧に説明しているところである。さらに鉄道といっても列車だけではなく、線路の工事などについても解説されていて、この1冊で鉄道技術の全貌を理解できた気にさせてくれる。