2017年1月アーカイブ

 渡部昇一先生曰く「95歳まで生きた人は苦しまないで死ねるようだ。だから自分も95歳まで生きる」。私も、そのお言葉に従って、95歳まで生きようと思う。
 まあ、実際には、寿命は人はコントロールできない。でも、95歳まで生きようと思うと、60歳からだと、35年もある。35年といえば、大卒の人の会社人生の大半である。大変な長さだ。それを生きるためのヒントが、この本にある。

 SF関連の賞で三冠受賞というのもうなずける面白さである。解説にあるように、国際的な冒険サスペンスでもあるので、SF好き以外にも近未来サスペンスとしておすすめだ。ちょっと、IT系の用語が多すぎるきらいはあるが。
 主人公が、直観で宇宙の軌道を予測できる能力を持つという設定は面白い。IT技術は、あくまで主人公の相棒のお仕事である。その相棒が使いこなしているのがラズパイで、このラズパイが大活躍する。ミステリ好き、SF好きのIT技術者必読の書だろう。

 ハードボイルドの巨匠の代表作である。メインは、例によって行方不明者の捜索。
 富豪の依頼者は、娘の捜索を依頼しながら、自分に関わる情報は何も出そうと しない。別れた妻にも会うなという。
 そんな状況の中で、わずかな手がかりをもとに、うろうろするうちに、少しづつ真相が明らかになっていく。最後の謎解きは、白黒でところどころ不鮮明だった画像が、いきなり鮮明なカラー画像になるような感じがある。

 起業だけが出直しではないと思うが、出直しの大きな選択肢の1つであること は確かだ。実際に50歳を超えてから起業した人との対談がこの本のウリである。 起業に至った経緯も様々で、事情があって会社をやめた、趣味が高じて、若いこ ろから起業したかった、など、いろんな事情があるものである。起業後の話もあ るので、50歳からの起業とはこういうものだ、ということが漠然とわかる。

 2000年に刊行された本なので、ポケモンGOなどの最近の話はふれられていない。題名からビジネス書ということがわかりにくいが、ポケモンというゲームから始まったキャラクタービジネスを、人を中心にビジネス史として構成した本である。
 ポケモンという大ヒットは、希有な人材が希有な人材と、いい時に出会うことで成立したのだということが、よくわかる。ビジネスの基本は、やっぱり人なのである。
 ポケモンGOに至る続編を期待する。

 題名からは、45歳すぎたら自分のしたいことをしよう、という本のように受け取られる恐れがあるが、そうではない。健康のためだからと言って、必要以上に「がまん」するのはやめよう、という本である。
 医療の縦割りの問題、欧米人の基準を無条件に日本人に当てはめる矛盾、など、そもそも標準血圧とか標準コレステロールとかの数値改善のために必要以上に「がまん」をすることの愚を説明する。血圧のための薬が実は無気力になる副作用がある、ということなど、本当に怖い話である。
 自分の人生なのだから、どう生きたいか、を考え、そのために健康に生きるにはどうするか、ということが重要である。病気になる確率を低くするために、血圧降下剤を飲み、副作用で鬱になっては本末転倒である。
 血圧以外にもいろいろな例が載っている。全てが正しいわけではないだろうが、参考になることも多いだろう。

 リストマニアという題名から、どれだけすごい話かとおもって期待したら、あまり大したことはなかった。TO-DOリストの実践が半分くらい。あとは、旅行の持ち物のリストとか、買い物リストとかで、私も既に実践しっているものばかりだ。
 とはいうものの、ヒントもあり、「話すこととリスト」というのは、参考になった。苦手なことも、リスト化することが重要ということだ。

 インターネットが崩壊した後に構築された新しいネットワーク社会において、 遺伝子デザイナーの主人公が、インターネット時代の情報をサルベージするハッ カーと協力して、遺伝子崩壊の謎に臨む。というのがメインストーリーである。
 だが、この小説の面白さは、その個々の舞台装置の描写の真実味である。心地よく、著者の作った世界に浸ることができる。