ハヤカワ文庫2000冊の解説である。SFマガジンで3号にわたって掲載されたものを1冊の本にした。この方が一覧性があって便利だ。文庫の目録にも解説はあるが、所詮は宣伝であり紹介でしかない。この解説は、批判的な内容も書かれていて、読み応えがある。
1巻ごとに解説が書かれているのではなく、シリーズものはまとめられている。まあ、そうでもなければ、ローダンシリーズの解説だけで大仕事になっていまう。
この本のおかげで、再読したくなってしまった本がたくさんあって困っている。
ハヤカワ文庫2000冊の解説である。SFマガジンで3号にわたって掲載されたものを1冊の本にした。この方が一覧性があって便利だ。文庫の目録にも解説はあるが、所詮は宣伝であり紹介でしかない。この解説は、批判的な内容も書かれていて、読み応えがある。
1巻ごとに解説が書かれているのではなく、シリーズものはまとめられている。まあ、そうでもなければ、ローダンシリーズの解説だけで大仕事になっていまう。
この本のおかげで、再読したくなってしまった本がたくさんあって困っている。
前回、ゲイトウエイの感想を書いた。久しぶりに再読して、こんなに面白かったのか、と思った。調子に乗って、2も読んだのだが、前ほどの面白さはない。ヒーチー人の遺物の謎が解け、新たな謎が出てくるという設定としては面白い展開なのだが・・・
やはり、謎は謎のまま、その前で調査を繰り返す人類という話しが圧倒的だったため、それ以降の話しは、どんな謎解きであっても、少し興ざめになるのだろう。
前に感想を書いたパーンの竜騎士を読み返してから、ちょっと、古い作品を再読している。ヒューゴー賞、ネビュラ賞受賞作は、今読み返しても面白い。
この作品は、謎のヒーチー人が残した超光速船に乗って、宝探しをするという内容である。ただ、設定が凝っていて、操縦方法は皆目わからない。目的地も、要する時間も、エネルギーの残存量もわからぬ状態で飛び立つ。
主人公は、この宝探しに志願した調査員なのだが、即座に冒険に飛び立つと言うわけではない。死亡率も高いので、基地でうじうししているのである。最初にこれを読んだ時には、なかなか飛び立たない主人公にいらいらしていたのだが、再読すると、このうじうじこそが、面白いのである。
以前感想を書いたパーンの竜騎士の4から6で、竪琴師の工舎3部作である。この3部作は、ジュヴナイル版であるため、1から3に比べて1冊あたりの分量は少ない。4と5はメノリ、6はピイマアの物語である。いづれも、2巻と3巻にも出てくる登場人物であり、サイドストーリーとしても楽しめる。昔は、ジュヴナイル版というだけで読まなかったので、この作品は、初めて読む。表紙もいかにもジュヴナイル版で、面白そうには思えない。たぶん、こちらから先に読むと、全く面白くないだろう。だが、サイドストーリーとして読むと面白い。
少し前に感想を書いた機龍警察シリーズの第2作。現在起こっている新しい事件と、主人公の1人のライザの過去とが交互に語られる。私は、この現在と過去とを交互に語る形式があまり好きではない。読書のリズム感がそがれる感じがするからである。
だが、この小説に限っては、この交互に語る形式が効果的である。過去が現在とからみ、現在の登場人物とライザとの関係が徐々に明らかになっていく。このことで、現在の事件の背景が明確になり、ライザの過去からくる悲しみがしみ通る。
以前、感想を書いたパーンの竜騎士シリーズの第3巻である。前の感想では、少し勢いがないということを書いたが、この巻は再び、勢いを感じる。それは、ひとえに白い竜という設定にある。作者が編集者から「白い竜」というタイトルの続編を書くべきと言われたとあったが、本当に素晴らしい助言であった。
以前感想を書いた竜の戦士の続編である。いろいろことが起こり、糸胞との戦いも少し進展するのだが・・・。前作ほどの勢いはない。作者のうまさで書いているという感じがする。
4章から構成されるSFで、それぞれの章は趣の異なる内容になっている長編SF。最初の章は、すばらしい内容で、このまま引っ張って行くのかな、と思ったら、違う趣になる。これが好きな人はいいのだが、私は少しがっかりである。最初の章がよかったので、最後まで読んだのだが、全体としては、どうなんだろう?
あまり日本のSFは読まない。しかも本作の表題が、なんとなく最近のアニメっぽい題名だったので、避けていた。もっと早く手に取ればよかった。
日本もテロが続発する近未来という設定、犯罪者も警察も機甲兵器を使うという設定という点では、明らかにSFである。でも警察という組織の闇の部分も含め描かれるという意味では、警察小説である。テロを阻止するメインストーリーは、クライムサスペンスだ。
その、どの側面から見ても、素晴らしく骨太のエンターテインメントである。
あまり短編は読まない。でも、表題作が、ヒューゴー賞/ネビュラ賞/世界幻想文学大賞の三冠の作品ということで、手に取ってしまった。確かに、紙の動物が動き出すところが眼に浮かぶような、情緒あふれる作品だ。
これ以外の作品も、一気に読ませるというよりは、ゆっくりと読むことが似合う作品が多い。久しぶりに、短編らしい短編を読んだ、という感想である。