我々はなぜ我々だけなのか:人類進化学の最前線

 ネアンデルタール人とか北京原人とか。いわゆる、現在人の前に存在した人類たち。
 その人類進化学の最前線を、第一線の研究者のインタビューをもとに、科学ライターがわかりやすく解説した本。本当に面白くエキサイティングに読める。
 専門家と科学ライターの組み合わせによる本、という形式は、科学の最前線を解説するのに、最も適した方法かもしれない。今後もブルーバックスは頑張って欲しい。

タイム・パトロール:古典的名作

 タイムマシンによる歴史改変を防ぐために活躍するタイム・パトロールものの古典。長編というよりは、中編集である。それぞれの、結末が、少しコミカルだったり、ほろ苦かったりで、読後に余韻が楽しめる。