週末だけで、世界一周をする。普通は、やろうとは思わない。世界一周してみたいけど、そんな休暇は取れないし、お金もないし、というのが普通のサラリーマンだろう。それをやったのが、サラリーマン2.0ということだ。
それを実行したことで、著者の世界が広がっていく。でも、今でもサラリーマンを続けている。面白い生き方である。
月別: 2020年2月
結局、人生はアウトプットで決まる
兄弟の血:熊と踊れの続編だが
熊と踊れは、本当に、一気に読ませてくれた。これは、その続編だが、さすがに勢いは落ちている。特にラストあたりのツメが弱いように思える。前作からの期待が高すぎるのかもしれないが。
雄気堂々:渋沢栄一が主人公
予想どおりに不合理:人間に合理性を期待するのは難しい
名作うしろ読み:さすが齋藤美奈子
信長の原理:新しさをうまく出している
『ロードス島戦記』とその時代:ビジネス書だったとは
私はSFファンだった(というか、今でもSF好きである)。安田均という名前は、SFの翻訳者だった。それが、コンピュタゲームの紹介者としても活躍しだした。ちょうど、私が、コンピュターゲームを最も盛んにやっていた時代である。当時は、日本のPCと海外のPCでは使うOSが異なり、海外のソフトを日本のPCで使うことができなかった時代だ。そんな時に、安田均の紹介する海外PCゲームは魅力だった。
そして、安田均という人のゲーム情報がなくなり、『ロードス島戦記』が彼の主戦場になった。ここで、私の頭から安田均という人の名前は消えた。
なので、『ロードス島戦記』には、何の思い入れもない。でも、久しぶりに聞いた言葉だし、読んでみた。メディアミックスの先行事例として、取り上げられたビジネス書だった。でも、内容は、その時に、活躍した人たちへのインタビューであり、すごく読みやすい。と同時に、ある分野が立ち上がる時の勢いを感じる。これは、マイコンをめぐるジョブズやビル・ゲイツの話などと共通する部分がある。
最初からビジネスプランがあるのではなく、試行錯誤の中から、ビジネスが生まれていくということがよくわかる本である。