定年後の暮らしの処方箋:サラリーマン視点が参考になる

 大企業を定年になって、中小企業に転職してから、約1年。それでも、定年本は気になって読んでいる。こんどは、10年以内に、再び定年になるだろうからだ。
 ある程度、著名な著者でないと、本は売れない。でも、定年本の実用性から言うと、そういう著者の本は役に立たない。定年後も仕事があり、金銭的にも余裕があり、健康な人がほとんどだからだ。
 この本も、サラリーマン時代、理事までつとめ、今でも仕事をしている人の本なのだが、それでも普通のサラリーマンに近い感覚がある。自分の定年のあたりを考えても、何となく親近感がある。サラリーマンの先輩の話として、参考になる点も多い。