戦場のアリス:第1次世界大戦とはねえ 2021年4月25日 / コメントする 主人公の1人は、第1次世界大戦の女スパイの英雄である。この女スパイの第1次世界大戦の話と、もう1人の主人公とこの女スパイの第2次世界大戦後の話が交錯して進む。 ちょっと変わった題材なので、その題材で読ませてくれる。ただ、最後の終わり方が少し唐突。
日本語を、取り戻す。:筆者がどんどん常識派になってくる 2021年4月24日 / コメントする 小田嶋隆のエッセイは好きで、単行本が出る都度読んでいる。最初の頃は、少し毒がある内容が面白かった。今でも毒はある。でも、その毒が、どんどん常識派になってきた。逆に言えば、今の世の中の一部の動きが、なにか変な方向へ行っているということなのかもしれない。
三秒間の死角:潜入捜査に協力した元犯罪者 2021年4月11日 / コメントする テンポ良く一気に読める。潜入捜査に協力するため、政府高官の約束まで取り付けて、巨悪犯として牢獄に入るが、途中で政府に裏切られる。その裏切りからいかに逃げるかという物語だ。 次々と障害が襲いかかる。ただ、なぜか切迫感が感じられない。そこが少し残念なあところである。