アプロ計画が始まる前に書かれた月への有人探査に関するSF。
主人公の設定がうまい。記録に残すための歴史学者という設定なので、プロジェクトの全体像がうまく描写できているのだ。
宇宙への夢がつまっていたころの、SFである。
カテゴリー: SF
永遠の終り:古い作品だしアシモフの代表作でもないが傑作
ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン:表紙のイメージと内容が違いすぎる
ゲームの王国:脇役の不思議な登場人物
クロストーク:メインストーリーは単純なのだが
不見の月:前作からより深化
永遠の森の続編。主人公は、博物館惑星の新人2人になっているが、博物館の人たちは前作と同様である。
現代アートが新素材・新技術を応用したものになっている。このSFらしい設定を、いかにも、という感じで美術論を展開しながら、人間劇が進行する。ちょっと、他のSFでは味わえない独特の作品である。