火星年代記:ブラッドベリの名作-オムニバスは好きではないのだが独特の味で読了

 ブラッドベリの古典SFである。火星に火星人がいて、そこへ地球人がやってきて、というお話である。舞台が火星で、登場人物がかわりながら、火星での物語が継続するというオムニバス形式の小説である。
 私は、オムニバスという形式はあまり好きではない。昔、読んだときは、途中で挫折した。でも、この小説には、独特の味があり、なんとなくひきつけられながら、今度は読了してしまった。現代文明に対する批判もたっぷりなのだが、そんなことよりも、小説としての味が抜群なのである。

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