地下道の鳩:ジョン・ル・カレのファンなのだが英国の歴史を知らないのでよくわからないことが多い

 ジョン・ル・カレの回想録である。自叙伝ではない。いろんなエピソードが、順不同に出てくる。
 小説のモデルやストーリーのヒントがこんなところにあるのだ、というのは、読者にとって興味深い。ただ、私のように英国の歴史に不慣れな人間には、出てくる登場人物の名前からピンとこないことも多く、単なる日本人の読者としては、少し読むのがつらいところも多い。

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