書く技術といっても特別なものがあるわけではない。作家というのは書くことが仕事である。そういう意味では、作家としての特殊性よりも、プロとしての仕事術としての共通性の方が多いのではないかと感じた。
たとえば「やる気があるからやるのではなく、やるからやる気が出てくる」などという言葉はビジネス書などでもよく目にする言葉である。それ以外にも、ネタをカードにして整理するとか、ビジネスマンの仕事術にも共通の部分が多い。
ただ、この作者は、本当に書くことが好きなのだということがよくわかる。うらやましいくらいである。本当に重要なのは、自分の仕事を好きになることなのだという当たり前のことを再認識させてくれる。。
作家志望の人だけではなく、ビジネスマン一般の人の参考にもなると思う。