永遠の0:さすがに面白いのだが

 言わずとしれた大ベストセラー作品である。私は、最近の大ベストセラーの小説を読むことはあまりない。年を取ったためか、どうも面白いと思う感性が世間とずれているのか、せっかく買っても面白くなくて途中でギブアップすることが多いからだ。ただ、百田尚樹の作品だけは、手に取った作品の半分くらいは読了している。この本も一気に読むことができた。ただ,知人が言っていたような涙が出て仕方ない、というほどの感動は感じなかった。戦争中に祖父と関わった人の話を聞きながら、祖父の姿と死の真実に気づいていくという組み立てはすばらしいのだが。

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