45歳を過ぎたら「がまん」しないほうがいい:健康のために「がまん」するので はなく、自分のしたいことをするために健康に生きる

 題名からは、45歳すぎたら自分のしたいことをしよう、という本のように受け取られる恐れがあるが、そうではない。健康のためだからと言って、必要以上に「がまん」するのはやめよう、という本である。
 医療の縦割りの問題、欧米人の基準を無条件に日本人に当てはめる矛盾、など、そもそも標準血圧とか標準コレステロールとかの数値改善のために必要以上に「がまん」をすることの愚を説明する。血圧のための薬が実は無気力になる副作用がある、ということなど、本当に怖い話である。
 自分の人生なのだから、どう生きたいか、を考え、そのために健康に生きるにはどうするか、ということが重要である。病気になる確率を低くするために、血圧降下剤を飲み、副作用で鬱になっては本末転倒である。
 血圧以外にもいろいろな例が載っている。全てが正しいわけではないだろうが、参考になることも多いだろう。

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