切り捨てSONY:現場を知らない経営者が企業をダメにする

 電機業界は、どこもかしこもリストラである。SANYOのリストラを描いた本に関する感想は、以前書いたことがある。
SONYは、何とか持ちこたえているのが、その陰でこんなリストラが進んでいたとは恐ろしい話である。

(会長兼CEOを務めたヘンリー・ボールソン氏が)05年度にゴールドマンサックスから得た報酬は、賞与を合わせて約44億円。(中略)
 こうしたニュースを聞くたびに、私はハワードと額を寄せ合って、「業界を間違えたなあ」と嘆きあいました。ケタが違いすぎます。
と、出井元社長が述べているという。

 SONYのリストラされた社員も、億を超える報酬を得ていた出井・ストリンガーコンビに、ケタが違いますと思っていただろうと続く。
でも、私は、思うのである。社員は、きっと、この2人は、確かに業界を間違えたに違いない。SONYに来て欲しくなかったと思ったに違いない。

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