オマル2:ヒト族が中心のストーリー

 前に感想を書いたフランスSFの続編である。続編といいながら、舞台が同じだけで、時代は遡ってしまう。シリーズものにありがちな、前作の祖先が出てくることもない。
 大きく3つのストーリーが同時に進行する。その3つとも、主人公はヒト族である。前作は、主人公達の種族に慣れるのに時間がかかったが、本作は、そのあたりのギャップがないため、スムーズに読み進めることができる。が、迫力は前作ほどではない。